年金月35万円の60代夫婦、定年祝いに「ビジネスクラス旅行」も…旅先での「富裕層夫婦との出会い」で一変、絶望の淵へ。「恥ずかしい、恥ずかしい」と涙するワケ【FPの助言】


【早見表】年金に頼らず「夫婦で100歳まで生きる」ための貯蓄額

「人生最大の豪華旅行」から始まった予期せぬ転落

子供たちはすでに独立し、住宅ローンも完済。貯金は退職金以外に1,000万円あり、老後の生活に不安はないと考えていました。

「長年頑張ってきたんだから、退職金の一部で豪華な旅行をしてもバチはあたらないよね」と2人で意気投合。選んだのは、長年憧れていたクルーズ旅行でした。

学生時代にはバックパッカーでヨーロッパを巡った浩一さん。今回は奮発してビジネスクラスを利用してバルセロナ入りし、40年以上前と変わらぬサクラダ・ファミリアに感動。その後、港に移動しクルーズ船に乗船すると、地中海の絶景を眺めながらの船上ディナー、各寄港地でのエキゾチックな体験に、夫婦で人生の新章の幕開けを祝福し合いました。

しかし、この船旅が彼らの人生を大きく変えることになるとは、この時点では予想だにしていませんでした。

旅先での出会いで知った「夢の投資話」

後藤さんは、投資で成功したお金でクルーズ旅行を楽しんでいると語り、「個人向け社債(以後、私募債)」という商品を紹介しました。「元本保証で、年利15%も夢じゃないよ」という言葉に浩一さんは俄然興味を持ちました。



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