レバノンの親イラン武装団体「ヒズボラ」は22日(現地時間)、自分たちがイスラエルのネタニヤフ首相の自宅を無人機(ドローン)で攻撃したと主張した。
AFP通信などによると、ヒズボラのムハンマド・アフィフ首席報道官はこの日、レバノンのベイルート南部郊外で記者会見を開き、「ネタニヤフ氏を標的にした『カイサリア作戦』の戦績で独占的な責任を宣言する」と明らかにした。
19日、イスラエルのテルアビブ北部にある海岸都市カイサレアのネタニヤフ首相の自宅がドローン攻撃を受け、一部が破損した。ドローン3機が攻撃し、そのうち1機が官邸を打撃した。当時、ネタニヤフ首相夫妻は家におらず、人命被害は発生しなかった。
イスラエルは最近、レバノン国境地のゴラニ旅団基地がヒズボラのドローンに攻撃されて4人が死亡するなど、ドローン攻撃に弱点を見せている。アフィフ首席報道官はイスラエル軍が20日からヒズボラ連携金融機関「アルカルド・アルハサン」関連施設を狙ってレバノン全域を爆撃したことに関連しては「このような攻撃を予想してすべての予防措置を取っている」と主張した。同時に「預金者に対する義務を履行するのに必要なすべてのことをする」と強調した。