「顔を見ると嫌悪感」「ガッカリだよ」石破首相 高齢者向け防犯支援に現役世代から総スカン


【写真あり】「AI生成?」違和感ありすぎ石破首相の新ポスター

 10月21日、大阪・寝屋川市の街頭演説では、日本維新の会の社会保障制度改革案について、「そんな政治を許してはならない。われわれは高齢者が安心して生きられる制度を守る」と声を荒らげて批判した。

「維新の改革案は、年金について現役世代の保険料で賄う現行の『賦課方式』をやめ、世代間格差の生まれない『積み立て方式』を導入するのに加え、高齢者の医療費の窓口負担を原則3割に引き上げるなど、全般的に現役世代に不利な制度を見直す内容になっています。これについて、石破首相は『高齢者の負担が増す』と批判したのです」(政治担当記者)

 石破首相の高齢者寄りの主張はこれにとどまらない。10月23日、水戸市の街頭演説では、高齢者や1人暮らしの住宅を対象にした防犯支援策を講じると表明している。

「首都圏で相次ぐ連続強盗事件を念頭に、窓や鍵を適切に管理するための支援を主張しています。『地域の治安を守っていただいている方々を支援し、いろいろな実費も支払う』と明言しました。また、22日には、警察庁の露木康浩長官から治安情勢の報告を受け、防犯ボランティアによるパトロールなど安全確保に向けた活動を強化するために地方創生交付金を拡充するよう指示しています」(同前)

 防犯対策の重要性は多くの人が認めるものと思われるが、問題はその対象が高齢者だけに限られることだ。Xでは次のような声が上がる。

《現役世代の票が逃げてる現状を見て、少しは情報発信を修正するかと思いきや、石破自民は高齢者に全力投球か。ガッカリだよ…》

《それくらい高齢者の心を掴む方が票を獲得するにはメリットあるってことか‥》

《また高齢者向けばら撒き。何でもかんでも政府が現役の金を吸い上げて買ってあげるんですね。石破さんの顔を見ると嫌悪感しか湧かなくなりました》

 やはり世代間で軋轢を生みかねない懸念がある。

「いまの日本の最大の問題は、現役世代と高齢者世代の世代間格差です。少子高齢化が進み、年金や医療、介護に必要な費用が増えていくなかで、支え手となる現役世代の負担軽減をどう図るかが大きな課題となっています。当然、今回の衆院選でも大きなテーマのはずですが、あまり争点になっていません。石破首相の高齢者優遇アピールは問題を先送りするだけであり、選挙対策としか考えられません。その思惑は見透かされているでしょう」(同前)

 自民惨敗の予測は現実になるかもしれない。



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