【東京15区選挙戦】小泉進次郎氏が異例の3度目応援!25歳候補・大空幸星氏を勝たせるための戦略とは?

10月27日に投開票される衆議院議員総選挙。自民党選挙対策委員長を務める小泉進次郎氏は、全国各地を飛び回り、党の勝利のために奔走しています。そんな中、進次郎氏が異例の3度目の応援に入っているのが、東京15区です。

東京一カオスな選挙区で巻き起こる世代交代の波

東京15区は、過去2代の自民党議員が「政治とカネ」の問題で辞任に追い込まれるなど、何かとトラブルが絶えない選挙区として知られています。4月の補欠選挙では、立憲民主党の酒井菜摘氏が勝利しましたが、今回の総選挙では、平均年齢35.4歳というフレッシュな顔ぶれの候補者たちが議席を争っています。

【東京15区選挙戦】小泉進次郎氏が異例の3度目応援!25歳候補・大空幸星氏を勝たせるための戦略とは?

自民党の切り札は25歳の若きリーダー

自民党が擁立したのは、NPO法人「あなたのいばしょ」理事長を務める大空幸星氏(25歳)。Z世代の論客として注目を集める大空氏は、「政治とカネ」の問題とは無縁のクリーンなイメージで、自民党の世代交代を象徴する存在として期待されています。

進次郎氏は、大空氏を「自民党を変えられる、政治を変えられる」と高く評価し、15日の公示日以降、すでに3度も東京15区に入っています。21日には、大島(江東区)の団地で「なんとしても勝たせたい」と声を張り上げ、大空氏への熱い期待を語りました。

盤石な選挙体制の裏に透ける進次郎氏の戦略

自民党は、今回の東京15区の選挙戦を「絶対に負けられない戦い」と位置づけています。石井準一参院国会対策委員長を中心に、元議員や元官僚など、各界の有力者を大空氏の支援に送り込んでいます。

【東京15区選挙戦】小泉進次郎氏が異例の3度目応援!25歳候補・大空幸星氏を勝たせるための戦略とは?

進次郎氏も、自身の知名度と人気を最大限に活かし、大空氏の応援に駆けつけています。厳しい選挙区で若手候補者を勝利に導くことは、進次郎氏自身の求心力向上にも繋がります。

若手・女性候補を積極的に擁立する真の狙いとは?

今回の総選挙で、自民党は、大空氏をはじめ、多くの若手候補や女性候補を擁立しています。これは、党のイメージ刷新を図る狙いがあるとされていますが、一方で、進次郎氏が「次の総裁選を見据えて、自身に近い議員を増やそうとしている」との見方もあります。

実際、土屋美和氏(東京6区)や森下千里氏(比例東北)など、進次郎氏に近いとされる候補者が、次々と優遇された形で公認を得ています。

今回の選挙の結果は、今後の自民党の勢力図を大きく左右することになるでしょう。進次郎氏が描く戦略は、果たして成功するのでしょうか?