あばだんご選手、11月より一般企業に就職
プロeスポーツチーム「忍ism Gaming」に所属し、『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL(以下、スマブラSP)』のプロゲーマーとして活躍するあばだんご選手が、11月より一般企業に就職することを発表しました。
あばだんご選手
10月22日に公開された自身のnote記事によると、今後は大会出場やイベント出演といったプロゲーマー活動は副業として継続するとのことです。
「スマブラ」界の象徴的存在、あばだんご選手
あばだんご選手は、前作『大乱闘スマッシュブラザーズX』から競技シーンで活躍。 前々作『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U』では、2018年に国内プレイヤーランキング「JAPAN Power Rankings」で1位を獲得するなど、国内外で輝かしい成績を残してきました。
3年ぶりに異例のバグ対応を行った『スマブラSP』
YouTubeなどでの発信活動でも成功を収め、「スマブラ」プレイヤーの先駆者としても知られています。
近年は日本プロ麻雀協会に加入するなど、雀士としての活動も注目されています。
プロゲーマーの厳しい現実と将来への不安
あばだんご選手は、かねてよりプロゲーマーとしての将来への不安を口にしていました。
今回の就職の背景には、「収入の不安定さ」「ゲームに対する熱意の変化」「ストリーマーに向いていない」「あばだんごというロールモデルを完成させたい」という4つの理由があったことを、自身のnoteで明かしています。
特に、国内の「スマブラ」競技シーンでは、任天堂のガイドラインにより賞金付き大会が開催できないため、収入源が動画広告収入と視聴者からの投げ銭に限定される現状を指摘。
「マネタイズの観点から、ストリーマーに比べて、プロゲーマーは厳しい立ち位置にいる」と、プロゲーマーを取り巻く厳しい現実を語っています。
今後の活動と「プロゲーマーあばだんご」の物語
専業プロゲーマーから副業プロゲーマーへと転身するあばだんご選手。
noteでは、「プロゲーマーあばだんごの物語は一旦完結とさせていただきますが、これからもスマブラと麻雀、その他サブカルで活動続けていくのでよろしくお願いします!」と、前向きな言葉で締めくくっています。
「スマブラ」界の顔として、多くのファンを魅了してきたあばだんご選手。 今後の活躍にも期待が高まります。