森永卓郎氏の終活 株式など全処分で入金額もぶっちゃけ「たまたま最も円安で、最も日経平均が…」


 昨年末にステージ4のすい臓がん闘病を公表し、後に詳細な検査で、原発不明がんであることが判明した。それでも、沖縄旅行に行ったり、執筆活動やメディア出演を続けている。

 そんな中、自身の人生の終わり方に向けても動いている。東大時代に日本史の授業を受けた際、「先生の授業を聞いて、悟りを開いちゃった」という。「“世の中には現世しかない。あの世も存在しない。神様も仏様も存在しない。今の人生をいかに精いっぱい生きるかというのが、人が求めるべき道だ”って聞いて、なるほどと。その時点で悟りを開いちゃった。18歳で」。そんなポリシーから、執筆中だった本を仕上げた後は、「まだ時間があったので、後の人に迷惑をかけないように、物、人、金を全部きれいにして、何も持たずにこの世に生まれたから、何も持たずに出て行こうと決めたんです」と、身の周りの整理を始めたことを明かした。

 差し当たって、大学の研究室をきれいにし、株式などを処分した。「片っ端から、証券会社とか銀行とか十いくつかあったけど、全部解約して一本化した」。自身の誕生日付で処分したが、偶然にも最高の日だったそうで、「経済の専門家だからそのタイミングになったわけじゃなくて、偶然なんですよ。その日がたまたま最も円安で、最も日経平均が高かった。これで三千数百万、バカーっと金が入ってきた」と明かし、パーソナリティーのフリーアナウンサー有働由美子らを驚かせた。

 治療費だけで合計120万円ほどかかるというが、「あと2、3年はそのあぶく銭だけで生きていける」。さらに「まだ売れるものはいっぱいある」といい、前回売ったものを食いつぶして、それも食いつぶしたら、B宝館(森永氏が所有する博物館)に展示してあるものを食いつぶす。10年くらいはいけるかもしれない」とも話したが、「生きたいとは思っていないですけど」とも付け加えた。



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