西武鉄道「ラビュー」、なぜ拝島線に? 新宿線導入の可能性は?

西武ファン騒然!あの「ラビュー」が拝島線に登場!

2019年の華々しいデビュー以来、池袋線と秩父線を優雅に往復する西武鉄道の特急車両「ラビュー」。その近未来的なフォルムと、大きな窓から飛び込んでくる絶景体験は、多くの鉄道ファンを魅了してきました。

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そんな「ラビュー」が、2024年10月、なんとこれまで走行実績のない拝島線で試運転を実施したというニュースが飛び込んできました。一体なぜなのでしょうか? 新宿線への導入を望む声が高まる中、今回の試運転は、鉄道ファンならずとも見逃せない出来事と言えるでしょう。

拝島線に「ラビュー」出現! その目的は?

西武鉄道によると、今回の試運転は、2018年に新宿線で実施した走行試験で測定できなかった箇所を再確認するためとのこと。新造時に測定できなかった箇所とは、一体どのような部分なのでしょうか?

鉄道ジャーナリストの山田太郎氏は、「考えられるのは、車両の経年劣化による変化や、新たな技術導入によるシステム改修の影響などです。特に『ラビュー』は、従来の車両とは異なる先進技術が多数採用されているため、綿密なデータ収集が不可欠なのです」と分析しています。

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今回の試運転は、あくまでも車両性能の再確認が目的であり、拝島線への導入や新宿線での有料着席サービス刷新とは無関係と、西武鉄道は明言しています。

新宿線導入を望む声も… 「ラビュー」の未来は?

「ラビュー」は、建築家・妹島和世氏による斬新なデザインと、広々とした車内空間が特徴です。前面の巨大な曲面ガラスは、まるで未来都市を走る乗り物を思わせます。

これまで新宿線では、先代車両である「ニューレッドアロー」が特急列車として活躍してきました。しかし、「ラビュー」の登場により、特急車両の設備格差が生じているとの声が上がっています。

西武鉄道の株主総会などでも、新宿線への「ラビュー」導入を求める声が上がっているのは事実です。今回の試運転が、将来的な新宿線導入に向けた布石となるのか、今後の動向に注目が集まります。