北朝鮮軍、ウクライナ侵攻に参戦か?日本への影響は?

北朝鮮がロシア側に立ってウクライナ侵攻に参戦する動きを見せており、世界に衝撃を与えています。正規軍派遣という決断は、北朝鮮にとってどのような意味を持つのでしょうか?そして、日本を含む国際社会にはどのような影響が予想されるのでしょうか?

正規軍派遣は“参戦”を意味するのか?

北朝鮮の正規軍派遣は“参戦”を意味するのか?北朝鮮の正規軍派遣は“参戦”を意味するのか?

北朝鮮が正規軍を派遣することは、これまで武器供与という形でウクライナを支援してきた欧米諸国とは一線を画す事態です。武器供与はあくまでも間接的な支援ですが、正規軍を派遣することは、北朝鮮が「戦争当事国」になることを意味します。

読売テレビ特別解説委員の高岡達之氏によると、これはウクライナ対ロシアの戦争が、「ウクライナ対ロシアと北朝鮮の戦争」へと発展することを意味する重大な変化です。

北朝鮮の特殊部隊「暴風軍団」とは?

北朝鮮の特殊部隊「暴風軍団」とは?北朝鮮の特殊部隊「暴風軍団」とは?

今回、派遣される北朝鮮軍の中には、特殊部隊「暴風軍団」が含まれているとされています。その規模は1500人から5000人と諸説ありますが、高度な訓練を受けた精鋭部隊であることは間違いありません。

ロシアが北朝鮮に期待しているのは、まさにこの特殊部隊の能力です。従来型の戦争を得意とするロシア軍とは異なり、特殊部隊は奇襲攻撃や破壊工作など、特殊な作戦行動を得意としています。

北朝鮮の思惑、そして日本への影響は?

北朝鮮の思惑、そして日本への影響は?北朝鮮の思惑、そして日本への影響は?

北朝鮮が今回、正規軍派遣というリスクを冒してまでウクライナ侵攻に介入する背景には、経済制裁の緩和や軍事技術の獲得など、様々な思惑が考えられます。

一方、日本にとっても、北朝鮮の軍事行動は安全保障上の重大な脅威となります。拉致問題の解決もさらに困難になる可能性があり、予断を許さない状況が続きます。