27日に行われた第50回衆議院議員選挙。 午後4時現在の投票率は全国平均で24.32%と、前回同時刻を2.46ポイント下回る結果に。 自民党派閥裏金事件などの“政治とカネ”問題、物価高騰といった生活に密着した争点も多い中、低迷する投票率にSNS上では落胆や危惧の声が広がっています。
低投票率に「引く」「あきれ」の声
X(旧ツイッター)では「投票率の低さ」がトレンド入り。「投票率が低すぎて引く」「投票行かない人たちは政治に文句を言う資格ない」といった厳しい意見が飛び交っています。
また、「投票率の低さにあきれる」「何で行かない?」「投票行かなかった人だけ増税してくれ」と、投票に行かない人々への疑問や不満をぶつける人も。
「国民も終わってる」 政治不信を超えた失望感
「政治家も大概だが、投票率の低さに日本国民への不安の方が大きくなった」「政治家も腐敗してるが国民も腐敗してる」「政治家だけでなく国民も終わってる」など、政治不信を通り越して、投票に行かない国民に対する失望の声も上がっています。
投票棄権に罰則を?
中には、低投票率を改善するために「投票行かない人に罰則が必要なレベル」「投票に行かないと罰則があるとか、投票率が上がる施策を考えてもらいたい」「世界には選挙に行かないと罰則がある国があるらしい。日本でも罰金制度導入しよう」と、罰則を求める意見も見られました。
著名人はこぞって投票を呼びかけ
一方、SNSでは著名人による投票の呼びかけも目立ちます。
女優の夏木マリさんは「今回は、よく勉強したからスッキリ投票」、俳優の相島一之さんは「家族と投票を終えてから #有頂天家族 稽古場へ。電車は満員。みなさん投票終えてますように」と、自身の投票を報告。
タレントの井上順さんは「朝イチで衆議院議員選挙の投票に行って来ましたよ♪なんと、一番乗りでした、ははは。日本に生まれて良かったと思えるような、皆んなが心豊かに過ごせる国づくりに心血を注いでくれる議員さんの当選を願ってます」と、投票を呼びかけました。
投票済証をアップする著名人やインフルエンサーも多く見られました。
ネット投票導入を求める声も
「投票しても何も変わらないって思いこんでるんだろうな」「みんな忙しいんじゃないの?」といった意見や、「ネット投票出来るようになれば投票する人増えるんじゃない?」「ネット投票があれば若い人の意見が反映される政治になると思う」など、インターネット投票の導入を期待する声も上がっています。
今回の衆院選では9党など1344人が立候補。午後8時に投票が終了し、即日開票されます。総務省によると、期日前投票は有権者の20.11%に当たる2095万5435人となっています。