新橋ガールズバー店員刺殺事件:マッチングアプリで出会った49歳男を逮捕

18歳の若さで命を奪われた新橋のガールズバー店員。犯人はマッチングアプリで知り合った49歳の男。一体何が起きたのか、事件の背景に迫ります。

18歳店員、無残にも殺害される

10月27日未明、東京・新橋のガールズバーで18歳の女性店員が刺殺されるという痛ましい事件が発生しました。被害者は谷沢優奈さん(18)。近隣住民からは「挨拶もしっかりする素直な良い子だった」との声が聞かれ、突然の悲劇に周囲は驚きと悲しみに包まれています。

新橋ガールズバー店員刺殺事件現場新橋ガールズバー店員刺殺事件現場

49歳男を現行犯逮捕、事件直後の様子

犯行直後、店の店長によって取り押さえられていた男は、駆けつけた警察官に現行犯逮捕されました。逮捕されたのは千明博行容疑者(49)。警察官に取り押さえられる際はおとなしくしていたものの、その表情からは何も読み取れませんでした。

逮捕される千明博行容疑者逮捕される千明博行容疑者

事件発生時刻は午前5時40分頃。ガールズバー店員からの110番通報により事件が発覚しました。通報内容は「店長が客を押さえている」という緊迫したものでした。

容疑者の母親が語る事件前夜の異変

群馬県で農業を営み、道の駅で自ら育てたサツマイモを販売していたという千明容疑者。母親はFNNの取材に対し、「普段は真面目な息子だった」と語り、事件前夜には「年の順に死ぬとは限らない」といった意味深な発言をしていたことを明かしました。一体何が彼を凶行に駆り立てたのでしょうか。

マッチングアプリでの出会いが出発点か

千明容疑者は「6月頃にマッチングアプリで谷沢さんと知り合った」と供述。その後、谷沢さんが働くガールズバーに通うようになったと見られています。一方で、谷沢さんは10月初旬に警視庁に「マッチングアプリで知り合った男に金銭を盗まれた」と相談していました。警視庁はこの男が千明容疑者である可能性もあるとみて捜査を進めています。

事件の真相究明へ

二人の間には金銭トラブルがあったとみられ、それが事件の引き金になった可能性も考えられます。今後の捜査により、事件の全容解明が期待されます。犯罪心理学の専門家、山田教授(仮名)は「マッチングアプリを通じた出会いは手軽である反面、相手の素性が分かりにくいというリスクも伴う。利用する際には十分な注意が必要だ」と指摘しています。