隣の家に向かって生卵を投げつける女。数々の嫌がらせは繰り返し続いたといいます。法廷で明かされた動機とは。
■隣人宅に“生卵投げつけ” 女に実刑判決
被害女性(59)
「どうしても逃げられないところがあって、こちらは身を守る方法が何もない。だから不安でしかない」
隣人を不安に陥れた“生卵投げつけ女”に、10月31日、実刑判決が。なぜ隣人トラブルは起きたのでしょうか。
裁判長
「頻度は少なくとも数日に1回、卵の数にしても100個程度に及ぶ 』
隣の住宅に生卵を投げつけたとして、建造物損壊の罪に問われた各務良子被告(53)。
被害女性(59)
「生卵に関しては、2019年12月から、まずベランダに投げられて、いつも私が掃除していた。でも(掃除)してもすぐ投げてくるので悲しい」
■女の動機は?被害女性「一日に1パックは…」
繰り返された嫌がらせ、女が募らせた恨みは。
各務被告の自宅を捉えた防犯カメラの映像。窓が少し開くと、丸くて白い物体が隣の住宅のほうに飛んでいきます。
各務被告は去年11月から今年8月までの間、自宅から隣の住宅に複数回、生卵を投げつけ、外壁を汚して壊した罪に問われていました。
被害女性(59)
「最近は一日に1パックは軽くて、10個くらい。会うことがないのでトラブルになりようがない、話もしていない」
岐阜地裁多治見支部は、31日、各務被告に懲役1年6カ月の実刑判決を言い渡しました。
以前、各務被告は卵を投げつけた理由について…
各務良子被告(53)
「隣人から暴言が毎日のように続いていた」
と話していましたが、被害者は暴言について否定しています。
被害女性(59)
「とりあえず執行猶予が付かなくて安心した。きのうから怖くて怖くて」
「(Q.被告の態度はどう見えたか?)こちらを何度もにらんで見えたのがはっきりと分かったので、また出てきたら前よりも多分、被害がひどくなるのではないかと思うと、本当につらい」
テレビ朝日