フジテレビの新人アナウンサー上垣皓太朗さんに対する先輩アナウンサーの「いじり」が炎上した問題。この件について、明石家さんまさんがラジオ番組で自身の見解を語りました。言葉の力、そして変わりゆく時代における言葉選びの難しさについて、さんまさんの言葉から紐解いてみましょう。
新人アナウンサー「いじり」炎上騒動とは?
7月6日放送の「めざましどようび」でお天気キャスターデビューを果たした上垣皓太朗アナ。しかし、その後のYouTubeチャンネル「めざましmedia」で公開されたCM中の様子が波紋を呼ぶことに。西山喜久恵アナウンサーをはじめとする先輩アナウンサーから、服装や年齢、容姿に関する「いじり」を受けた部分が、ネット上で「行き過ぎている」「不愉快」といった批判を浴びました。
フジテレビ新人アナウンサー3名
一方で、過去に「さんまのお笑い向上委員会」に出演した際の上垣アナへのさんまさんの対応は「愛がある」と話題に。番組内で年齢を間違えてツッコんだり、「来週火曜日、空いてる?」と再出演を促すなど、好意的な絡みが注目を集めました。
明石家さんま、言葉の重みを語る
今回の騒動を受け、さんまさんは「言葉はもの凄く危険なこともあり、武器だという人もいる」と前置きした上で、「人を喜ばせたり、涙を流させたりするのも言葉」だとその両面性を指摘。自身は「笑い」を生業とする芸人として、「品よく笑わせる」ために「言葉のチョイスは気を付けている」と語りました。
コンプライアンス時代における言葉選びの難しさ
昭和、平成と時代が進むにつれて、言葉への世間の目は厳しくなってきました。さんまさんも「今、このコンプライアンスの時代だから、言葉選びは邪魔くさいな」と本音を吐露。かつては許容されていた表現も、現代では通用しないケースが増え、制作側も言葉遣いに敏感になっていると指摘しました。
明石家さんま
動画公開の意図に疑問
さんまさんは今回の騒動の詳細を把握していなかったようですが、動画がテレビ放送ではなくYouTubeで公開されていたことに疑問を呈しました。「何でそんなもん、上がってるんやろな?」「フジテレビさんが売り出そうとしたのかな」と、動画公開の意図を推測する場面も。
言葉の力と責任
今回の騒動は、言葉の持つ影響力と、それを扱う上での責任を改めて考えさせる出来事となりました。テレビ局、そして私たち一人ひとりが、言葉の重みを意識し、より良いコミュニケーションを目指していく必要性を改めて感じさせます。