高市早苗氏が衆議院議員選挙で当選確実となったニュースの裏で、長年愛されてきたトヨタ・スープラへの熱い想いが話題を呼んでいます。この記事では、高市氏とスープラの22年にわたる物語、そしてレストアされた愛車との感動の再会について詳しくご紹介します。
選挙特番で映り込んだ白いスポーツカー
10月27日夜、衆議院議員選挙の開票速報中に奈良2区で当選確実となった高市早苗氏。テレビの選挙特番では、選対事務所で喜ぶ高市氏の姿が映し出されました。しかし、視聴者の視線を集めたのは、映像の左隅に映り込んだ一台の白いスポーツカーでした。自動車愛好家たちはX(旧Twitter)上でこの車に注目し、高市氏の愛車であるトヨタ・スープラだと特定しました。
高市早苗氏の愛車、トヨタ・スープラ
22年の時を超えて蘇った名車
自動車研究家の山本シンヤ氏によると、このスープラは1986年から1993年に販売されたJZA70型の中でも、最上位グレードの「リミテッド」とのこと。メタリックパールホワイトのボディカラーとバルーンの革コンビシートはどちらもオプションであり、高市氏がこだわりを持って選んだことが伺えます。当時、スープラは日産のフェアレディZやマツダのRX-7、ホンダのNSXなどと肩を並べる国産スポーツカーの代表格でした。高市氏が輸入車ではなく国産スポーツカーを選んだという点も、車好きからの共感を呼んでいます。
思い出と共に走り続けたスープラ
高市氏は1991年に初めての新車としてこのスープラを購入し、22年間乗り続けました。山本氏は「峠やサーキットを攻めるというよりは、仕事の相棒であり、気分転換のための車だったのではないか」と推測しています。高市氏にとって、このスープラは単なる移動手段ではなく、人生を共に歩んできた大切なパートナーだったのでしょう。
廃車の危機を乗り越え、レストアへ
一度は廃車を決意したものの、名残惜しさから大切に保管していたというこのスープラ。2022年初頭、地元の奈良トヨタが買い取り、レストア(復元)を行いました。同年10月、美しく蘇ったスープラと高市氏は感動の再会を果たしました。その様子は『高市早苗チャンネル』でも公開されており、高市氏が助手席に乗る予定だったにもかかわらず、思わず運転席に乗り込み、興奮を抑えきれない様子が映し出されています。この動画からも、高市氏のスープラへの深い愛情が伝わってきます。
レストアされたトヨタ・スープラ
愛車への想いが共感を呼ぶ
高市氏とスープラの物語は、多くの人の心を掴みました。当選のニュース以上に、愛車への熱い想いが話題となり、SNS上では多くのコメントが寄せられています。車好きにとっては、憧れのスポーツカーを長年大切にする高市氏の姿に共感し、憧れを抱く人も多いのではないでしょうか。高市氏とスープラの物語は、これからも多くの人々に語り継がれていくことでしょう。