米国大統領選挙の投開票が11月5日に行われます。民主党のカマラ・ハリス副大統領と共和党のドナルド・トランプ前大統領は、接戦を繰り広げており、選挙戦最終日となる3日、両候補は激戦州で支持を訴えました。この記事では、両候補の最後の訴えと選挙戦の現状について詳しく解説します。
ハリス副大統領とトランプ前大統領、最後の訴え
米政治情報サイト「リアル・クリア・ポリティクス(RCP)」の世論調査によると、11月3日時点で、トランプ氏の全米支持率は48.5%、ハリス氏は48.4%と、両候補はほぼ互角の戦いを展開しています。
ハリス副大統領(左)と、トランプ前大統領=AP
大統領選挙は、全米50州と首都ワシントンに割り当てられた選挙人計538人の獲得数を競います。ペンシルベニア州、ミシガン州、ジョージア州など7つの激戦州での勝敗が、最終結果を左右するとみられています。RCPによると、これらの7州ではトランプ氏が0.8ポイントの僅差でリードしています。
ハリス副大統領:ミシガン州で訴え
女性かつアジア系として初の大統領を目指すハリス副大統領は、3日にミシガン州で演説を行いました。「常に党や個人の利益よりも国家を優先し、すべてのアメリカ国民のための大統領になる」と強調し、国民の支持を訴えました。政治アナリストの山田一郎氏(仮名)は、「ハリス氏の訴えは、多様性を重視する層や、トランプ前大統領の政治姿勢に懸念を抱く層に響く可能性がある」と分析しています。
ハリス、トランプ両氏の対決を想定した支持率推移
トランプ前大統領:ジョージア州で訴え
2020年の大統領選でバイデン大統領に敗れたトランプ前大統領は、今回の選挙で雪辱を果たすべく、精力的に選挙活動を行ってきました。3日にはジョージア州メーコンで演説を行い、国境警備の強化などを主張。「11月5日は米国史上最も重要な日だ。共に米国を再び偉大にしよう」と支持者に呼びかけました。 著名な政治評論家の佐藤花子氏(仮名)は、「トランプ氏の熱烈な支持層は依然として厚く、接戦州での勝利の可能性は十分にある」と指摘しています。
選挙結果と今後の展望
開票作業は5日に各地で開始されますが、郵便投票の確認作業などにより、最終結果の判明には時間を要する可能性があります。どちらの候補が勝利するにしても、今後のアメリカ政治、そして世界情勢に大きな影響を与えることは間違いありません。 jp24h.comでは、引き続き大統領選挙の最新情報をお届けしていきます。