【訃報】漫画家・栗橋伸祐先生逝去、『おっちゃん冒険者の千夜一夜』未完のまま

漫画家・栗橋伸祐先生が2024年9月に逝去されました。享年については公表されていません。連載中の人気作『おっちゃん冒険者の千夜一夜』は、19話執筆中に突然の訃報が訪れ、未完の作品となってしまいました。

『おっちゃん冒険者の千夜一夜』とは?

『おっちゃん冒険者の千夜一夜』は、ホビージャパンが運営するウェブコミックサイト『コミックファイア』で連載されていたファンタジー漫画です。異世界に転生した中年男性が、冒険者として第二の人生を歩む物語は、多くの読者から共感と応援の声を集めていました。独特のユーモアと温かい人間ドラマが魅力で、個性豊かなキャラクターたちが織りなす冒険譚は、読者を異世界の魅力に引き込んでいました。単行本は現在2巻まで刊行されており、今後の展開が期待されていただけに、突然の訃報はファンの間で大きな衝撃を与えています。

altalt栗橋伸祐先生が生前に描いた『おっちゃん冒険者の千夜一夜』のイラスト。温かみのあるタッチで、キャラクターたちの表情や物語の世界観が生き生きと描かれている。

突然の訃報、未完となった物語

栗橋先生の訃報は、『コミックファイア』編集部から公式X(旧Twitter)で発表されました。編集部は「先生のご逝去を悼み、謹んでお悔やみ申し上げますとともに、心よりご冥福をお祈りいたします」とコメントを発表。読者に向けて感謝の意を表するとともに、葬儀は近親者のみで行われたことを報告しました。

19話、そして今後の展開は?

栗橋先生が最後に手がけた『おっちゃん冒険者の千夜一夜』19話は、下描きを含む形ではあるものの、『コミックファイア』にて公開されています。未完の作品ではありますが、先生の遺志を尊重し、読者に届けたいという編集部の思いが込められた決断です。今後の展開、特に単行本3巻の刊行については、決定次第改めて告知されるとのことです。ファンの間では、未完となった物語の今後を案じる声も上がっています。

漫画界に大きな損失、栗橋伸祐先生の功績

栗橋伸祐先生は、その独特の作風と温かい人間ドラマで、多くの読者を魅了してきました。『おっちゃん冒険者の千夜一夜』以外にも、数々の作品で読者に感動と笑いを届けてきた先生の功績は、漫画界にとって大きな財産です。今回の訃報は、漫画界にとって大きな損失と言えるでしょう。多くのファンが、栗橋先生の作品を偲び、その冥福を祈っています。

日本の漫画文化に大きく貢献した栗橋伸祐先生。心よりご冥福をお祈りいたします。