米国大統領選挙が日本時間5日夜からついにスタート。jp24h.comでは、選挙戦終盤の混沌とした情勢を経済学者の高橋洋一嘉悦大教授の分析を交え、分かりやすく解説します。果たして、共和党のドナルド・トランプ前大統領は返り咲くことができるのでしょうか?
選挙戦終盤、予想を覆す大波乱!
高橋教授は、2日に出演した「教えて!ニュースライブ 正義のミカタ」で、トランプ氏の獲得選挙人を246~312人と予想、勝利をほぼ確実視していました。しかし、その直後、トランプ陣営を襲ったまさかの失言騒動。応援演説に立ったコメディアンによる「プエルトリコはゴミの浮島」発言が波紋を広げ、支持率に急ブレーキがかかったのです。
トランプ氏を支持する群衆
この騒動を受け、高橋教授は「トランプ氏の支持率が急落し、情勢は一気に混とんとしてきた」と危機感を募らせます。「一時は勝利の確率が5割まで落ち込んだ」と語り、選挙戦終盤の予測不可能性を強調しました。
僅差の戦い、再集計の可能性も
「現状では、どちらが勝つのか全く分からない。ただ、僅差の戦いになることは間違いない」と高橋教授。衆議院選挙で「自公215±20議席」という驚異の的中率を誇る統計のスペシャリストをもってしても、今回の大統領選は予測困難な状況にあるようです。
さらに、多くの州では得票率が僅差の場合、再集計を行う規定があります。「再集計となれば、選挙結果は長期化し、訴訟合戦に発展する可能性も否定できない」と高橋教授は指摘。年を越えても決着がつかない事態も想定されます。
再集計で泥沼化?長期戦も視野に
各州の選挙結果が僅差であれば、再集計はほぼ確実。そうなれば、選挙結果確定まで時間を要し、訴訟に発展する可能性も出てきます。過去の事例からも、再集計は選挙戦を泥沼化させる可能性が高いと言えるでしょう。
演説するトランプ前大統領
アメリカ大統領選の行方は?
今回の大統領選は、過去の選挙以上に予測困難な状況となっています。予断を許さない接戦の中、アメリカ国民の選択はいかに。jp24h.comでは、引き続き最新情報をお届けしていきます。