天皇、皇后両陛下は6日午前、国際親善のため、羽田発の政府専用機でモンゴルに向けて出発した。歴代天皇の同国訪問は初めて。首都ウランバートルを中心に、歓迎式典やフレルスフ大統領夫妻との会見、国民的な祭典「ナーダム」開会式出席などが予定されている。13日に帰国する。
平成から令和への代替わり後、両陛下の国際親善のための外国訪問は、インドネシア、英国に続いて3回目。皇后さまは初のモンゴル訪問で、体調を考慮し、公式行事を軸に出席が検討されている。首席随員は元外相の河野太郎衆院議員が務める。
羽田空港の貴賓室で両陛下は、秋篠宮ご夫妻や駐日モンゴル大使夫妻、宮内庁の黒田武一郎次長らに見送られた。「気をつけていってらっしゃいませ」との言葉に両陛下は「ありがとうございます」とにこやかに応じ、政府専用機に乗り込んだ。天皇陛下のモンゴル訪問中、皇嗣の秋篠宮さまが国事行為の臨時代行を務める。
朝日新聞社