トランプ氏、再び大統領の座へ!波乱の大統領選を制し、2度目の就任へ

2024年アメリカ大統領選挙は、共和党のドナルド・トランプ氏が民主党のカマラ・ハリス氏を破り、当選を確実にした。4年ぶりの大統領復帰、そして2度目の就任となる今回の勝利は、アメリカ政治史上に大きな波紋を広げている。

予想を覆す勝利!激戦州制覇で270人以上の選挙人を獲得

今回の大統領選は、7つの激戦州が勝敗のカギを握ると言われていた。トランプ氏は、ノースカロライナ州、ジョージア州、ペンシルベニア州など、重要な激戦州を制覇。当選に必要な270人以上の選挙人を獲得し、勝利を確実にした。

altalt

フロリダ州パームビーチでの勝利宣言では、「不可能と思われた壁を乗り越えた、アメリカの歴史上類を見ない勝利だ」と高らかに宣言。すべてのアメリカ国民のために戦うことを誓い、「アメリカにとって真の黄金時代が始まる」と力強く語った。

イーロン・マスク氏への賛辞、各国の首脳からの祝電も

勝利宣言では、選挙戦を支援したイーロン・マスク氏を「個性豊かで、まさに天才」と称賛。イスラエルのネタニヤフ首相、フランスのマクロン大統領、ウクライナのゼレンスキー大統領、イギリスのスターマー首相など、世界各国の首脳からも祝電が寄せられた。

ウクライナ、イスラエルへの支援…今後の外交政策に注目集まる

ロシアの軍事侵攻を受けたウクライナ、そしてガザへの攻撃を続けるイスラエルに対し、アメリカは軍事支援を行っている。トランプ氏の2度目の大統領就任により、これらの国々への支援政策がどのように変化するのか、世界中が注目している。

過去の経歴と今後の展望

トランプ氏は2017年から2021年まで大統領を務めた後、2020年の大統領選で民主党のジョー・バイデン氏に敗北。しかし、敗北を認めず、2021年1月6日には議会議事堂への襲撃事件を扇動したとして非難を浴びた。

さらに、大統領選の結果を覆そうとした罪や、不倫相手への口止め料支払いをめぐる業務記録改ざん、政府の機密文書の不適切な取り扱いなど、複数の事件で起訴され、有罪判決を受けている。刑事事件で起訴された人物が大統領になるのは、アメリカ史上初の出来事だ。

今後の流れとしては、12月17日に選挙人団による投票が行われ、2025年1月6日に正式に大統領に就任する予定だ。トランプ氏の今後の政策、そしてアメリカと世界の未来がどうなるのか、世界中が見守っている。