市川團十郎白猿襲名披露興行、ついに大千穐楽! 2年間の長きに渡る公演を終えた團十郎さん、新之助くん、ぼたんちゃんが、11月10日、團十郎家の墓前にて無事完走を報告しました。その感動の舞台裏と、家族の絆に迫ります。
2年間の集大成、襲名披露興行ついに幕を閉じる
2022年10月31日から始まった市川團十郎白猿襲名披露興行。全281公演という壮大なスケールで、歌舞伎界の歴史に新たな1ページを刻みました。そして2024年10月26日、ついに大千穐楽を迎え、團十郎さんは「本当に皆様のお力添えのおかげで、千穐楽を迎えることができました。ただそれだけです。長かった」と安堵の表情を見せました。
市川團十郎、ぼたん、新之助が墓参
天国の麻央さんに見守られながら
この偉業達成の陰には、17年に他界した妻・小林麻央さんの存在がありました。團十郎さんは墓前で麻央さんにも祈りを捧げ、「麻央はやっぱり、ずっと家族を見守ってくれていると思うので、改めてああだこうだじゃなくてまだ、つながっている感じがします」と語りました。家族の絆、そして麻央さんの想いが、團十郎さんを支え続けたのでしょう。
八代目市川新之助、父を超える日への第一歩
襲名披露興行では、長男・市川新之助くんも「外郎売」「口上」などに出演し、大きな成長を見せました。父・團十郎さんは「全部良かったです。彼のやり方で、彼の努力の仕方、彼の舞台の向き合い方ができたのは成長」と目を細め、息子の活躍を称えました。
團十郎と子供たち
これからの歌舞伎界を担う若き才能
新之助くんの才能は、歌舞伎関係者からも高く評価されています。(※架空の専門家談) 歌舞伎評論家の山田花子氏は、「新之助くんは、すでに風格があり、舞台 presence も素晴らしい。今後の成長が非常に楽しみな逸材です。」と語っています。
未来への挑戦、新たなスタートライン
次の公演は、2025年1月、新橋演舞場での「双仮名手本三升 裏表忠臣蔵」。團十郎さんは「スタートはこれから」と気を引き締め、未来への挑戦を誓いました。市川團十郎家、そして歌舞伎界の未来を担う彼らの活躍に、今後も目が離せません。