国民的人気アイドルグループ「おニャン子クラブ」の元メンバー、生稲晃子氏が外務大臣政務官に就任したことが大きな波紋を呼んでいます。第2次石破茂内閣での抜擢ですが、その資質に疑問の声が上がっているのです。
政治経験の少なさが露呈?しどろもどろの受け答えに批判殺到
11月13日、政府が副大臣と政務官を臨時閣議で決定。同日放送の報道番組『news23』(TBS系)に出演した生稲氏ですが、記者からの質問に戸惑う様子が映し出されました。「特に力を入れていきたいことは?」というシンプルな質問に対し、「あの、それはもう、これから、あの……はい」と言葉を詰まらせ、足早に立ち去る姿に、視聴者からは「先行きが不安」「お仕事する気ある?」「能力以前の問題」といった批判が殺到しました。
生稲晃子氏
専門知識の不足も懸念材料?自民党内からもミスマッチの声
ジャーナリストの岩田明子氏は、14日放送の『めざまし8』(フジテレビ系)で、「今回、党内では外務については“ミスマッチじゃないか”っていう声も確かに出ています」と発言。外務大臣政務官は、大臣や副大臣が赴任できない国への訪問や国際会議への出席、表敬訪問など重要な役割を担っており、時には専門的な議論も求められると説明しました。英語力や国際情勢に関する知識が不可欠なポジションであるにも関わらず、生稲氏の経験不足が不安視されているのです。
他の政務官との比較でさらに際立つ不安要素
今回、生稲氏と共に外務大臣政務官に就任したのは、外科医や大学講師を歴任し、イギリスの大学でMBAを取得した松本尚氏、そして7カ国語を操るマルチリンガルの英利アルフィヤ氏。実績と語学力を持つ2人と比較すると、生稲氏の経歴の薄さがより一層際立ってしまいます。
過去の言動も不安を助長?説明責任を果たすべきとの声も
生稲氏は過去にも、参院選でのNHKアンケート無回答や、当選後の“裏口”初登院など、物議を醸す行動が注目を集めてきました。X(旧Twitter)でも、自身の考えや活動の発信は少なく、自民党広報や自民女性局の投稿をリツイートするばかり。一方、同じく新人の英利アルフィヤ氏は、自身の公式サイトで政務官就任への意気込みを表明しています。生稲氏にも、国民への説明責任を果たすため、自身の言葉で今後の活動について発信することが求められているのではないでしょうか。
今後の活動に注目が集まる生稲氏。国民の期待に応えられるか?
今回の政務官就任は、生稲氏にとって大きな試練となるでしょう。国民の不安を払拭し、期待に応えることができるのか、今後の活動に注目が集まります。