兵庫県知事選もいよいよ終盤戦。7人の候補者による激しい選挙戦が繰り広げられる中、前職の斎藤元彦氏が驚異的な追い上げを見せている。各地の街頭演説には多くの聴衆が集まり、斎藤氏とツーショット写真を撮ろうとする人々で長蛇の列ができるなど、その人気は衰えていない。特に、商店街を埋め尽くすほどの聴衆を集めた演説は圧巻の一言だ。
斎藤氏の街頭演説:熱狂的支持と新たな疑惑
斎藤氏の公式X(旧Twitter)アカウントや後援会アカウントには、熱気あふれる街頭演説の様子が写真で投稿されている。しかし、これらの写真に対し、一部で「加工・合成疑惑」が浮上している。
写真加工疑惑の真相は?
問題となっているのは、三宮センター街などで行われた演説の写真だ。写真に写っている聴衆の顔が不自然に歪んでいる、陥没しているように見える、メガネが顔に溶け込んでいるように見えるといった指摘が相次いでいる。ネット上では、「AIで人を増やしているのではないか」「画像加工で聴衆を水増ししているのでは」といった憶測も飛び交っている。
alt 三宮センター街での斎藤元彦氏の街頭演説の様子。多くの聴衆が集まっている。
斎藤氏の選挙スタッフにこの疑惑について問い合わせたところ、「加工は一切していない」と否定。顔の歪みについては、「顔が出てはいけない人にモザイク処理をしたため」「古いiPhoneの広角モードで撮影したため、外周に歪みが生じた」と説明している。
選挙戦終盤:県民の審判はいかに
「パワハラ疑惑」「おねだり疑惑」など、様々な疑惑が報じられる中、斎藤氏は「鋼のメンタル」で選挙戦を戦い抜いてきた。今回の「写真加工疑惑」についても、支持者からの信頼は揺るがないように見える。
兵庫県知事選の行方
前尼崎市長の稲村和美氏をはじめ、他の候補者も精力的に選挙活動を展開している。果たして、県民は誰に信任を託すのか。3日後に迫った投開票の結果に注目が集まる。
兵庫県知事選は、まさに混迷を極めている。新たなリーダーには、県民の声に真摯に耳を傾け、公正で透明性の高い県政運営を行うことが求められる。 すべての候補者には、真摯な姿勢で政策を訴え、県民の期待に応えてほしい。そして、有権者には、それぞれの候補者の主張をしっかりと見極め、未来の兵庫県を託すにふさわしい人物を選ぶことが重要だ。