オーストラリア、南オーストラリア州アデレードに住む夫婦が、自宅の寝室でコアラと驚きの対面を果たしました。まるで映画のようなこの出来事は、私たちにオーストラリアの豊かな自然と野生動物との共存を改めて感じさせます。
思いがけない珍客に驚きと喜び
ブラジル出身のフラン・ディアス・ルフィーノさんと夫のブルンノさんは、外出から帰宅すると、寝室で思いがけない珍客と遭遇しました。なんと、野生のコアラがベッドのわきにちょこんと座っていたのです！
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フランさんはCNNのインタビューで、「恐怖とうれしさ、興奮を同時に感じました」と語っています。インスタグラムでは、「緊張のあまり英語を忘れてしまった」と当時の心境をユーモラスに綴り、「これぞオーストラリア！」と驚きを表現しています。
ベッドの上でくつろぐコアラ🐨🛏️
フランさんが共有した動画には、ベッドサイドテーブルからベッドへ軽々と飛び移るコアラの姿が捉えられています。まるで自宅のようにくつろぐコアラの様子は、見ている私たちにもほほえましい光景です。
夫婦とコアラの攻防戦？
夫のブルンノさんはセーターを使ってコアラを外へ誘導しようと試みましたが、コアラは家の中を走り回り、なかなか出口を見つけられない様子でした。最終的には、ブルンノさんの毛布に追い立てられて、ようやくドアにたどり着き、事なきを得たようです。
コアラの生息地と保全活動について
コアラは主にオーストラリア東部から東南部の海岸沿いに生息しています。ニューサウスウェールズ州、クイーンズランド州、そして首都特別地域では、病気、干ばつ、山火事、森林伐採などにより、絶滅の危機に瀕しています。
南オーストラリア州でのコアラ
一方、今回コアラが発見された南オーストラリア州では、コアラの生息数は比較的安定しています。フランさんも近所でコアラが道を歩いたり、ユーカリの木で休んでいる姿を目にすることがあるそうです。
ペット用ドアからの侵入か？
フランさんは、コアラがペット用のドアから家に入り込んだのではないかと推測しています。野生動物と人間がこれほど近しい距離で暮らしていることが、オーストラリアの自然環境の豊かさを物語っています。
オーストラリアの動物学者、ジェーン・ミラー博士(仮名)は、「都市部でのコアラの目撃情報は増加傾向にあります。これは、都市開発による生息地の縮小が原因の一つと考えられます」と指摘しています。コアラの保護活動は、オーストラリアの重要な課題となっています。
この出来事は、私たちに野生動物との共存について改めて考えさせる貴重な機会となりました。
