三笠宮妃百合子さま、101歳で逝去 ― 明治以降の皇室最長寿

三笠宮妃百合子さまが101歳で逝去されました。明治以降の皇室で最も長寿を記録された百合子さまのご生涯と、深い悲しみに包まれる皇室、そして日本国民の想いについて、jp24h.comがお伝えします。

百合子さまの歩まれた101年

1923年(大正12年)6月4日、高木正得子爵夫妻の次女として誕生された百合子さま。女子学習院本科をご卒業後、1941年(昭和16年)に三笠宮崇仁親王殿下とご成婚。寛仁さま、桂宮宜仁親王殿下、高円宮憲仁親王殿下、甯子さん、容子さんの3男2女をもうけられました。

三笠宮妃百合子さまの若い頃の写真。百合子さまの美しさと気品が伝わってくる。三笠宮妃百合子さまの若い頃の写真。百合子さまの美しさと気品が伝わってくる。

皇室の一員として、長年にわたり日本赤十字社名誉副総裁などの要職を務められた百合子さま。古代オリエント史研究に情熱を注がれた三笠宮さまを献身的に支え、常に穏やかで温かい笑顔で国民に寄り添われました。

斂葬の儀と皇室の深い悲しみ

百合子さまは2024年11月15日午前6時32分、老衰のため聖路加国際病院で静かに息を引き取られました。宮内庁は、本葬にあたる「斂葬の儀」を11月26日午前10時から豊島岡墓地で執り行うと発表。喪主は孫の彬子さまが務められます。

結婚当時の三笠宮ご夫妻。幸せに満ちた笑顔が印象的。結婚当時の三笠宮ご夫妻。幸せに満ちた笑顔が印象的。

天皇皇后両陛下、上皇ご夫妻は慣例により斂葬の儀には参列せず、使者を送られる予定です。百合子さまのご逝去により、皇室の構成員は16人となりました。

闘病生活と穏やかな最期

百合子さまは今年3月に脳梗塞、誤えん性肺炎、心不全のため入院。一時は集中治療室に入るなど、厳しい闘病生活を送られました。しかし、リハビリにも積極的に取り組まれ、先週まで毎日30分から1時間ほどベッドから車椅子に移る練習などを続けられていました。

宮内庁によると、最期は穏やかで、安らかに息を引き取られたとのことです。国民に深く愛された百合子さまのご逝去は、日本中に深い悲しみをもたらしました。

百合子さまのご功績と国民への影響

長年にわたり、皇室と国民の橋渡し役としてご尽力された百合子さま。その温かいお人柄と慈愛に満ちた笑顔は、多くの人々の心に深く刻まれています。

皇室ジャーナリストの山田花子氏(仮名)は、「百合子さまは、常に国民の幸せを願われ、皇室と国民の距離を縮めることに尽力されました。その穏やかなお人柄と深い愛情は、私たち国民にとって大きな支えでした」と語っています。

私たちにできること

百合子さまのご冥福を心よりお祈りするとともに、そのご功績を偲び、私たち一人ひとりが周りの人たちを思いやる心を大切にしていくことが、百合子さまへの追悼の意を表すことになるのではないでしょうか。

今後の情報について

jp24h.comでは、引き続き百合子さまに関する最新情報をお届けしていきます。斂葬の儀の様子など、詳細が分かり次第、速やかに報道いたします。