女優・吉高由里子が主演で平安時代を生きた紫式部を演じるNHK大河ドラマ「光る君へ」(日曜・午後8時)の第44話が17日に放送され、世帯平均視聴率が10・2%だったことが18日、分かった。(数字は関東地区、ビデオリサーチ調べ)
初回は12・7%でスタート。第40話9・8%、第50回衆院選の開票速報番組の影響で午後7時10分にスタートした第41話は9・5%、第42話は9・1%と3週連続で1ケタ台となっていたが、前回第43話は10・3%で4週ぶりの2ケタ復帰。今回は前回から0・1ポイント微減も2ケタをキープ。個人視聴率は5・9%だった。
1996年「ふたりっ子」(NHK連続テレビ小説)、2010年「セカンドバージン」(NHK)などを手がけた大石静氏が脚本を担当。大石氏は06年「功名が辻」に続き2回目の大河となる。物語は平安時代を舞台に、世界最古の女性による小説といわれる「源氏物語」を生み出した紫式部の生涯を描く。紫式部が心を寄せる藤原道長役を務めるのは俳優の柄本佑。道長は源氏物語の主人公・光源氏のモデルともされており、ドラマでは紫式部と幼なじみのような関係で愛し合い、時にぶつかり合う姿が描かれる。
第44話は「望月の夜」。道長(柄本)は公卿らにも働きかけ、三条天皇(木村達成)に譲位を迫るも、代わりに三条の娘を、道長の息子・頼通(渡邊圭祐)の妻にするよう提案される。しかし頼通はすでに妻がいるため、その提案を拒否。道長は悩んだ末、皇太后の彰子(見上愛)に相談したところ…。一方、まひろ(吉高)は父・為時(岸谷五朗)から予期せぬ相談を受ける。さらに源氏物語の執筆を続けていると、ある決意を固めた道長が訪ねてきて…という展開だった。
次回予告では6月に越前編で登場したオリジナルキャラクター・周明(松下洸平)のヒゲを生やした姿がチラリと映った。宋での出世目的でまひろ近づき、“国際ロマンス詐欺説”も浮上していた周明。すでに退場かと思われていたが、ネットは「まさか周明がまた見られるなんて」「信じて待っていました」「周明さん?!来週 再登場だなんてなんというサプライズ やばっ……」「予告周明に声出たわw」「周明カムバックの衝撃!」と沸いていた。
報知新聞社