ロナウド氏がブラジルサッカー連盟(CBF)会長選への出馬を検討しているというニュースが世界を駆け巡っています。サッカー界のレジェンドである「フェノーメノ」が、今度はピッチの外でブラジルサッカーの未来を担うのでしょうか?
ロナウド氏の会長選出馬構想とグアルディオラ招聘計画
1994年、2002年のW杯優勝に貢献したロナウド氏。その彼が2012年から温めてきたCBF会長選への出馬構想が、いよいよ現実味を帯びてきました。スペインのスポーツ紙『スポルト』などが報じたところによると、ロナウド氏は既に幅広い人脈を駆使し、水面下で準備を進めているようです。
ロナウド氏(Foto: Valter Campanato/Agência Brasil)
さらに驚くべきは、彼がマンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督をセレソン(ブラジル代表)監督に招聘する計画を持っているという点です。ロナウド氏とグアルディオラ監督は1996-1997シーズンにFCバルセロナで共にプレーし、三冠を達成した仲。この強力タッグが実現すれば、ブラジルサッカー界に大きな変革がもたらされることは間違いありません。
CBF会長選の行方とロナウド氏の課題
会長選は2025年に予定されており、現会長のエジナルド・ロドリゲス氏の任期は2026年3月までです。しかし、CBFの定款が改正され、現会長はさらに再選の可能性が出てきました。ロナウド氏にとって、この現会長の続投の可能性は大きな壁となるでしょう。
また、ロナウド氏は会長選に出馬するためには、自身が保有するバジャドリッドの株式を売却するなど、サッカー事業から手を引く必要もあります。 それでも、コリンチャンスの元会長アンドレス・サンシェス氏など、ブラジルサッカー界の重鎮からの支持も得ているとされ、今後の動向に注目が集まります。
ロナウド氏のビジョンとブラジルサッカーの未来
ロナウド氏がCBF会長に就任すれば、どのような改革に着手するのでしょうか? グアルディオラ監督の招聘は、その第一歩に過ぎません。彼が持つ世界的な知名度と影響力は、ブラジルサッカー界に新たな風を吹き込み、更なる発展へと導く可能性を秘めています。今後の展開から目が離せません。