元芸人・入江慎也さん、清掃会社「ピカピカ」で掴んだ第二の人生:どん底からの再出発と未来への展望

入江慎也さん、元お笑いコンビ・カラテカのメンバー。2019年の「闇営業騒動」で芸能界を引退後、清掃会社「ピカピカ」を設立し、見事な復活を遂げました。今では全国24店舗に拡大、多忙な日々を送る入江さんに、再起への道のり、清掃業への想い、そして未来への展望を伺いました。

闇営業騒動後の決断:清掃業という新たな舞台

芸能界引退後、入江さんは清掃業という新たな舞台を選びました。なぜ清掃業だったのか? それは、「世の中からなくならない仕事」だから。40歳を過ぎて仕事がない状況での必死の決断だったと語ります。初期費用が安く済むことも理由の一つだったそうです。

元お笑い芸人の入江慎也さん元お笑い芸人の入江慎也さん

大手の清掃会社でアルバイトとして1年間修業を積んだ入江さん。当時、騒動の影響で厳しい状況もありましたが、社長の温かいサポートを受け、清掃業の基礎を学びました。この経験が「ピカピカ」の設立へと繋がったのです。

清掃会社「ピカピカ」:信用と丁寧さを武器に成長

「毎日をピカピカに」というモットーを掲げる「ピカピカ」。顧客のリピーター獲得を重視し、従業員には「信用を得ること」の大切さを伝えています。丁寧かつ迅速な作業、ミスをした際の誠実な対応を徹底。入江さん自身も、ミスがあれば手紙で謝罪するなど、誠意ある姿勢を貫いています。

経営者としての成長:現場から営業へ

以前は現場中心でしたが、現在は営業に注力。会社の成長のために、自分の働き方を変えたといいます。テレアポのやり方を学んだり、若い従業員から意見を聞いたりと、常に学び続ける姿勢を大切にしています。謙虚に学び、共に成長していく姿勢は、まさにリーダーの鑑です。

講演活動と葛藤:過去と現在、そして未来へ

「どん底からの這い上がり方」というテーマで講演活動も行う入江さん。しかし、自身は「這い上がった」とは思っていないと語ります。過去の出来事への葛藤、芸人時代への未練も覗かせます。それでも、今の仕事にやりがいを感じ、精神的な解放感を得ているそうです。

芸人時代への想い:あの頃と今、どちらが幸せ?

芸人時代を懐かしむ気持ち、若手の活躍を羨ましく思う気持ちもあるといいます。「今と昔、どちらが幸せか?」という問いには、答えられないとしながらも、芸人時代とは違う喜びを今の仕事に見出しているようです。

未来への展望:50店舗展開とプライベートの充実

「ピカピカ」のフランチャイズ店を50店舗に増やすこと、そして、結婚。これが入江さんの今後の目標です。プライベートでは11年間彼女がいないという入江さん。現実を見つめつつも、素敵な出会いへの期待を語りました。

カラテカカラテカ

波瀾万丈の人生を歩む入江慎也さん。清掃業という新たな舞台で、第二の人生を輝かせています。今後の活躍に期待が高まります。