三笠宮妃百合子さまご逝去:通夜に皇族方参列、斂葬の儀は26日

三笠宮妃百合子さまが100歳でご逝去され、深い悲しみが日本中に広がっています。24日、赤坂御用地にある三笠宮邸で通夜が営まれ、天皇皇后両陛下、愛子さまをはじめとする皇族方、そして政府関係者らが参列し、故妃を偲びました。この記事では、通夜の様子や斂葬の儀について詳しくお伝えします。

厳かに執り行われた通夜

24日午後6時、三笠宮邸で百合子さまの通夜が厳かに始まりました。故妃の柩の前には、天皇皇后両陛下、上皇ご夫妻から贈られた榊などが供えられ、静謐な空気が漂っていました。石破首相、額賀衆議院議長、麻生自民党最高顧問、中谷防衛相をはじめとする政府関係者、そして親族らが参列し、最後の別れを惜しみました。

喪主を務める孫の彬子さまに続き、秋篠宮ご夫妻が部屋に入場し、深く頭を下げて故妃に拝礼されました。部屋の明かりが落とされ、静寂の中、参列者一同が黙祷を捧げ、百合子さまの冥福を祈りました。愛子さま、佳子さま、悠仁さまをはじめとする皇族方も参列し、深い悲しみに包まれました。

alt 三笠宮妃百合子さまの通夜の様子。厳粛な雰囲気の中、参列者たちが故妃の冥福を祈っている。alt 三笠宮妃百合子さまの通夜の様子。厳粛な雰囲気の中、参列者たちが故妃の冥福を祈っている。

天皇皇后両陛下、上皇ご夫妻の弔問

通夜に先立ち、午後3時半頃には、皇室の慣例により葬儀には参列されない天皇皇后両陛下が三笠宮邸を弔問されました。上皇さまと杖をつかれた上皇后美智子さまも柩の前に進み出て、深く拝礼されました。両陛下の弔問は、百合子さまが生前、皇室に多大なる貢献をされたことへの敬意と、深い悲しみを表すものと言えるでしょう。

斂葬の儀と今後の予定

通夜は24日と25日の2日間営まれ、本葬にあたる「斂葬の儀」は26日に執り行われる予定です。斂葬の儀は、皇族の葬儀の中でも最も重要な儀式であり、故人の霊を慰め、安らかな眠りを祈るためのものです。儀式の詳細はまだ発表されていませんが、皇室の伝統に則り、厳粛かつ荘厳な儀式となることが予想されます。

百合子さまのご功績を偲んで

三笠宮妃百合子さまは、長年にわたり皇室の一員として、そして社会貢献活動に尽力されてきました。その温かいお人柄と慈愛に満ちた笑顔は、多くの人々の心に深く刻まれています。百合子さまのご逝去は、日本にとって大きな損失ですが、そのご功績は末永く語り継がれていくことでしょう。