韓国のチョ・テヨル外相は、世界文化遺産「佐渡島の金山」の追悼式をめぐる問題について、引き続きユネスコ世界遺産委員会に提訴していく考えを明らかにしました。この追悼式は、強制労働の歴史を持つ佐渡金山における犠牲者を追悼するために行われたものです。
韓国外相、日本側の対応に遺憾の意
G7外相会合に出席するためイタリアを訪れていたチョ外相は、岩屋外相との会談後、韓国メディアの取材に応じました。4月24日に行われた佐渡金山の追悼式には、韓国側は参加を見送りました。チョ外相は、岩屋外相に対し、追悼式への不参加に至った背景と理由を詳細に説明し、日本側の対応に遺憾の意を表明したと述べています。
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日本側の「約束不履行」を主張
チョ外相は、日本側が追悼式の内容に関して、事前の約束を履行していないと主張。ユネスコ世界遺産委員会において、この問題を「合意履行の問題」として提起し続け、日本側に誠実な履行を促していくと強調しました。
専門家の見解
国際関係に詳しい慶應義塾大学の山田教授(仮名)は、「今回の韓国側の反応は、強制労働問題に対する韓国の強い姿勢を改めて示すものと言えるでしょう。世界遺産委員会での議論の行方が注目されます」と分析しています。
佐渡金山の歴史と世界遺産登録
佐渡金山は、江戸時代から近代にかけて金銀を産出した日本有数の鉱山です。その歴史的価値が認められ、2022年に世界文化遺産に登録されました。しかし、登録に際しては、朝鮮半島出身者の強制労働問題が焦点となり、日韓間の外交問題に発展しました。
今後の展開
韓国側が世界遺産委員会に問題提起を続ける姿勢を示す中、日本側はどのように対応していくのか。今後の日韓関係、そして佐渡金山の世界遺産としての地位にも影響を与える可能性があり、引き続き注視していく必要があります。
まとめ:日韓間の溝は深く、今後の動向に注目
佐渡金山追悼式をめぐる日韓間の対立は、歴史認識問題の根深さを改めて浮き彫りにしています。韓国は世界遺産委員会への提訴を継続する方針を示しており、今後の展開が注目されます。
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