英国のウクライナ支援に不安 兵器備蓄は減少、予算に余裕なし


 「いつまででもウクライナを支援する」。スターマー首相とフランスのマクロン大統領は11日、パリで会談後に声明を出した。英首相官邸はさらに両氏が「ウクライナが最も強い態勢で冬を迎えられるための方法」も協議したと発表した。

 支援への英国の積極姿勢は、懸念の表れでもある。各国の中で支援総額1位の米国が方針転換すれば、2位のドイツに次ぐ3位の英国にも負担増のプレッシャーがかかる。しかし英国防関係者は共同通信の取材に「支援を大幅に増強する余力はない」と明かした。

 ウクライナへの度重なる供与によって、英国の兵器備蓄量も減ってきている。英国防関係者は「侵攻当初から手厚い支援を続けてきたが、状況は苦しくなってきている」とため息をつく。



Source link