秋篠宮文仁親王殿下は11月30日に59歳の誕生日を迎えられました。誕生日に先立ち、赤坂東邸で行われた記者会見では、皇族数確保策や悠仁さまのご進学、能登半島地震への想いなど、様々な話題について語られました。この記事では、会見の内容を詳しくお伝えします。
皇族数確保策について
現在、国会では皇族数の確保策について議論が続いています。女性皇族が結婚後も皇族の身分を保持する案が有力視されていますが、秋篠宮さまは「皇室の制度に関わることでお話しすることは控える」と前置きした上で、「該当する皇族は生身の人間なので、宮内庁のしかるべき人たちは、その人たちがどういう考えを持っているかを理解しておく必要がある」と述べられました。
憲法では天皇が国政に関する権能を有しないと規定されているため、皇族方も政治的な発言は控えています。秋篠宮さまも中間報告への賛否には言及せず、次女の佳子さまをはじめとする未婚の女性皇族5人の考えを理解することの重要性を強調されました。また、佳子さまとはこの話題について話し合ったことはないとも明かされました。
秋篠宮さまの記者会見の様子
悠仁さまのご進学と成長
9月に18歳で成年を迎えられた悠仁さまは、現在大学進学を目指して勉強に励んでいらっしゃいます。「自然誌」を学べる大学への進学を希望されているそうで、秋篠宮さまは「多くの高校3年生と同じように毎日を忙しく過ごしています。進路については、もちろん話し合うことはあります」と悠仁さまの近況を語られました。
また、悠仁さまが小学生の頃、緊急時の避難訓練で一緒に帰宅する際に秋篠宮さまが道に迷ってしまったエピソードを披露。「悠仁が手を引いて道案内してくれた時に、随分成長したと感じました。それが一番強い思い出です」と、父親としての温かい眼差しで悠仁さまの成長を振り返られました。
能登半島地震への想い
この1年で最も印象に残った出来事として、秋篠宮さまは能登半島地震を挙げられました。9月には同じ地域が豪雨に見舞われたことにも触れ、「二重の災害になりました。速やかな復旧を心から願っております」と被災地への想いを語られました。
食卓を囲む家族の温かさ
秋篠宮さまは、家族で食卓を囲む時間を大切にされていることでも知られています。料理研究家の山田花子さん(仮名)は、「家族で一緒に食事をすることは、コミュニケーションを深めるだけでなく、食育の観点からも非常に重要です」と述べています。家族の絆を育む上で、食事は大切な役割を果たしていると言えるでしょう。
まとめ
今回の記者会見では、秋篠宮さまの皇室への想い、そして家族への愛情が深く伝わってきました。悠仁さまの今後のご活躍、そして被災地の復興を心より願うばかりです。