原晋監督率いる青山学院大学陸上部。箱根駅伝まであとわずかという時期に、監督のテレビ番組での発言が物議を醸しています。11月27日放送のフジテレビ系『ぽかぽか』に出演した原監督は、夏合宿中の怪我のエピソードを語る中で、不適切な表現を用いてしまったのです。
箱根駅伝目前、指導者の失言が波紋
番組内で、原監督は夏合宿中に下り坂を走っていた際に肉離れを起こし、痛みをこらえながら歩いた時の様子を話していました。その際、足の引きずり方を表現する言葉として、障害者に対する差別的用語を使ってしまったのです。番組エンディングでは、フジテレビの山本賢太アナウンサーが謝罪し、発言を訂正しました。
alt
この出来事はX(旧Twitter)で大きな反響を呼び、「普段使っている言葉だった」「何と言えばいいのかわからない」といった声や、言葉のコンプライアンスの難しさに関する議論が巻き起こりました。一方で、原監督は青山学院大学で教授の肩書きを持つ教育者であることから、より高い意識を持つべきだったという厳しい意見も上がっています。
「ぽかぽか」で相次ぐ不適切発言
実は『ぽかぽか』での不適切発言と謝罪は、今回が初めてではありません。9月14日の放送回では、ゲストの高畑淳子さんが病院での診察エピソードを語る中で、職業差別を助長する表現があったとして、原田葵アナウンサーが謝罪していました。2ヶ月連続での謝罪劇に、番組制作側の意識改革を求める声も聞こえてきます。
言葉の選び方、改めて問われる時代に
今回の原監督の発言は、私たちに言葉の選び方の重要性を改めて突きつけました。「何気なく使っていた言葉が誰かを傷つけてしまうかもしれない」という意識を常に持ち、適切な表現を心がける必要があるでしょう。 著名な指導者である原監督の今回の失言は、多くの人々に影響を与える出来事となりました。
alt
箱根駅伝を目前に控えた青山学院大学陸上部。今回の騒動がチームにどのような影響を与えるのか、今後の動向に注目が集まります。言葉の重みを改めて認識し、選手たちが最高の状態で大会に臨めるよう、周囲のサポートが不可欠となるでしょう。