GU公式Xに投稿されたプロモーション画像が、かつて一世を風靡したキッズ向けカードゲーム「オシャレ魔女♡ラブandベリー」（以下、ラブベリ）に酷似していると話題になっています。今回はこの騒動について詳しく解説します。
GUのプロモーション画像とは？
11月30日、GU公式Xに投稿された画像は、デート向けのコーディネートを提案するという趣旨で、30個のファッションアイテムがカード状にデザインされ、アルファベットと数字の組み合わせで好きなアイテムを選んでコーディネートできるというものでした。
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一見おしゃれで楽しい企画ですが、この画像が「ラブベリ」に酷似しているという声がネット上で続出しました。カードのデザイン、アイテムの組み合わせによるコーディネート提案など、多くの類似点が指摘され、無許可のパロディではないかという疑惑が浮上しました。
ラブベリとは？
2004年にセガから発売された「ラブベリ」は、ファッションアイテムが描かれたカードを使ってコーディネートを競うリズムゲームです。200種類以上のカードを集めることがブームとなり、小学生女子を中心に絶大な人気を誇りました。2008年に稼働終了後も根強いファンが多く、20周年記念イベントも開催されるなど、今もなお愛されている作品です。
ファッションアイテムの組み合わせによって「オシャレパワー」が変化し、ゲームの勝敗に影響するというシステムが特徴です。当時の子どもたちはカードを集め、最適なコーディネートを研究することに夢中になっていました。今回のGUのプロモーション画像は、この「ラブベリ」のゲームシステムを彷彿とさせるものだったのです。
開発者の反応は？
「ラブベリ」の開発者である植村比呂志氏もこの騒動に反応し、自身のXでGUの投稿を引用しつつ、「言ってくれたら広告宣伝費の予算内で着せ替えオシャレできるように作るぞい（もちろんキャラはGUオリジナル）」とコメント。コラボの可能性を問う声に対しては、「もちろんコラボではない。ラブベリ風のプロモーションじゃな…」と否定しました。
GU側の見解
GU広報は、今回の騒動について「誤解を招く投稿をしてしまい、申し訳ございません。ジーユーは開発者、クリエイターの皆様の作品を尊重しており、今回も本投稿を通じてフォロワーの皆様に楽しくスタイリングを考えるきっかけを提供したいという意図で、投稿させていただきました」と回答。デザインを模倣する意図はなかったと主張しています。
まとめ
今回の騒動は、人気ゲーム「ラブベリ」とGUのプロモーション画像の類似性が問題視された一件でした。GU側は意図的な模倣を否定していますが、多くのユーザーから酷似していると指摘され、開発者からも反応があるなど、大きな反響を呼びました。企業のプロモーションにおける著作権や知的財産権への配慮の重要性が改めて問われる出来事となりました。
