ビートきよしさん、再び体調不良を告白… 左手腫脹で入院勧告も店優先で心配の声広がる

お笑い界のレジェンド、ビートきよしさんが再び体調不良を訴え、ファンの間で心配が広がっています。12月2日、自身のX(旧Twitter)で左手が大きく腫れ上がった写真を公開し、医師から「命の保証ができない」と入院を強く勧められたものの、経営するカラオケパブ「スター☆場」を心配し、入院を断ったことを明かしました。

過去の入院経験とネフローゼ症候群の再発懸念

2021年にも腎臓の難病であるネフローゼ症候群を発症し、重度のむくみで緊急入院した経験を持つきよしさん。今回の腫脹もネフローゼ症候群の再発が疑われており、ファンからは「無理しないで」「早く入院して」といった声が多数寄せられています。

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きよしさんはファンの声に応え、「みんな心配かけてごめんね。入院したら店どうしようとか考えなきゃいけないから今は嫌だけど、病院はちゃんと行くよ」と投稿。店を大切に思う気持ちと自身の健康の間で揺れ動いている様子が伺えます。

専門家による解説:むくみを放置するリスク

五良会高輪白金クリニック理事長の五藤良将医師によると、ネフローゼ症候群は尿にタンパク質が過剰に排出されることで血液中のタンパク質が減少し、むくみが生じる病気です。放置すると腎機能の低下や心不全、呼吸困難などを引き起こす可能性があり、特に上半身にまでむくみが広がっている場合は緊急治療が必要なサインとのこと。

「腎臓だけでなく、心不全や肝不全の可能性も考えられます。これらの疾患は進行すれば突然死のリスクも。一刻も早く入院し、適切な治療を受けることが重要です」と五藤医師は警鐘を鳴らしています。

心不全、肝不全の可能性も… 突然死のリスクも

さらに、今回のきよしさんのように足だけでなく手にまでむくみが及んでいる場合は、血液や臓器の機能が著しく乱れている可能性が高く、極めて危険な状態であると指摘。心不全や肝不全といった他の重篤な疾患も否定できないため、早急な検査と適切な治療が必要不可欠だと強調しています。

きよしさんの決断は… ファンの願いは届くか

現在も入院の報告はないきよしさん。病状の悪化を防ぐためには一刻も早い治療開始が望まれます。「スター☆場」を支える責任感と自身の健康、その狭間で葛藤するきよしさんの心中を察すると胸が締め付けられます。一日も早く元気な姿で舞台に戻ってきてくれることを、ファンは心から願っています。