立花孝志氏とNHK党:泉大津市長選出馬の真意、そしてメディアとの攻防

立花孝志氏率いるNHK党。兵庫県知事選での動向も記憶に新しい中、その言動が再び注目を集めています。自殺した兵庫県庁職員のPCの中身公開、斎藤兵庫県知事への刑事告発予告など、話題には事欠きません。そして今回、12月に行われる大阪・泉大津市長選への出馬表明が新たな波紋を広げています。

裁判所の判断と「反社会的カルト集団」

7月の東京都知事選でのNHK党の選挙掲示板使用に関して、ジャーナリストの石渡智大氏(選挙ウォッチャーちだい)がNHK党を「反社会的カルト集団」「サリンをまかないオウムみたいなもん」と表現したことが名誉毀損にあたるとして、NHK党が石渡氏を提訴しました。しかし、東京地裁は11月27日、NHK党の請求を棄却。

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NHK党側は、石渡氏の表現が党の社会的評価を低下させると主張しましたが、石渡氏側が提示した18の事実関係について、NHK党側は大半を争いませんでした。これが「裁判上の自白」と認められ、訴えは棄却されたのです。裁判長は「反社会的カルト集団」といった表現は意見・論評であり、特定の事実を示すものではないと判断しました。

泉大津市長選出馬の背景

立花氏は判決と同日に泉大津市長選への出馬を表明。当初予定していた来年1月の兵庫・南あわじ市長選よりも前倒しでの出馬となりました。この背景には、裁判の話題を薄める狙いがあったと見る向きもあります。立花氏自身は泉大津市にゆかりがあると主張していますが、現職市長との選挙戦は厳しいと予想されています。

メディア戦略と「無視」の真意

立花氏は、メディアが自身を無視していると主張し、メディアの動向を探るために市長選に出馬すると述べています。「vs既得権益」という構図を意識しているようですが、メディア側は立花氏の発言の扱いづらさや、映像の無断使用のリスクなどを懸念しているのが実情です。

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「反社会的カルト集団」というレッテルを貼られたNHK党の主張を、公共の電波で流すことへの抵抗感もあるでしょう。大手メディアが立花氏を敬遠すれば、SNSや動画を通じた独自のコミュニティ形成に傾倒する可能性も指摘されています。

立花氏の今後

兵庫県知事選に関連して、百条委員会委員長の自宅への街宣活動で名誉毀損と脅迫容疑での刑事告訴も検討されています。刑事告発、市長選出馬など、話題を振りまき続ける立花氏ですが、周囲の状況は厳しさを増しているようです。今後の動向が注目されます。