現代社会ではAIの進化が目覚ましく、私たちの生活は格段に便利になりました。しかし、その利便性の裏で「AIに頼りすぎると、思考力が落ちるのではないか」という懸念もささやかれています。実際に、AIの活用が進むほど、人間が自ら深く考える機会が減り、“思考のサボり癖”が進行する傾向にあると言われています。
そんな時代だからこそ、今、ビジネスパーソンを中心に密かに注目を集めているのが「論理的思考問題」です。これは、知識や複雑な計算を必要とせず、純粋に「考える力」のみが問われる問題であり、衰えがちな思考力を取り戻すための効果的なトレーニングとして脚光を浴びています。Google、Apple、Microsoftといった世界トップクラスの企業採用試験でも出題され、候補者の本質的な思考力を測るテストとしても知られています。
その論理的思考問題の傑作を集めた書籍『もっと!!頭のいい人だけが解ける論理的思考問題』（野村裕之著、ダイヤモンド社刊）が、「AIに頼って鈍った思考力を叩き直してくれる」と大きな話題を呼んでいます。前作『頭のいい人だけが解ける論理的思考問題』は、2024年の年間ベストセラー（ビジネス書単行本部門/トーハン調べ）で第4位に輝くほどの人気を博しました。そのシリーズ最新作である本作も、幅広い世代から「答えを知ったときの驚きがすごい！」「家族で夢中になってます！」といった反響が寄せられています。
書籍『もっと!!頭のいい人だけが解ける論理的思考問題』の表紙と問題のイラスト
AI時代に衰えた「考える力」を叩き直す一問
あなたの思考力は、AI時代においても健全でしょうか？さっそく、同書から厳選された一問に挑戦して、ご自身の「考える力」を試してみてください。
問題：将棋の勝敗
A、B、C、Dの4人が将棋をしました。
お互いに必ず1回は対戦し、相手によっては2回対戦した人もいます。
その結果は、以下のとおりです。
- A：1勝2敗
- B：3勝0敗
- C：0勝4敗
- D：？
さて、Dは何勝何敗だったでしょう？
一見すると簡単そうに見えるかもしれませんが、安易に答えを出す前に、じっくりと論理を組み立てて考えてみることが重要です。この問題は、単なる計算ではなく、情報の整理と関係性の理解が求められる良問です。答えを知ったときの爽快感をぜひ体験してください。
この問題の解答、そしてさらに多くの思考を刺激する問題に挑戦したい方は、『もっと!!頭のいい人だけが解ける論理的思考問題』を手に取ってみることをお勧めします。AIが進化する時代だからこそ、私たち人間ならではの「考える力」を磨き、未知の課題に立ち向かう力を養いましょう。
参考文献
- もっと!!頭のいい人だけが解ける論理的思考問題, 野村裕之, ダイヤモンド社, 2025.
- AIに頼りすぎて鈍った思考力を叩き直す！「頭のいい人」だけが解ける問題【将棋の勝敗】
