中山美穂さん、54歳で急逝。多くの謎を残し、日本中に衝撃走る

12月6日、歌手の他に女優としても活躍した中山美穂さんが、54歳という若さでこの世を去りました。突然の訃報に、日本中が悲しみに包まれ、多くの謎が残されています。

関係者の悲痛なコメント、そして妹・中山忍の沈黙

中山美穂さんの訃報を受け、芸能界をはじめ各界から悲しみの声が上がっています。1985年デビュー組の同期である森口博子さんはラジオ番組で、音楽活動への意欲を語り合っていた矢先の出来事だったと語り、深い悲しみを露わにしました。同じく同期である浅香唯さんもInstagramで追悼の意を表し、中山さんの優しさを振り返りました。

『世界中の誰よりきっと』の作詞を手がけたWANDSの上杉昇氏も、突然の訃報に驚きを隠せない様子で、中山さんとの共演を偲びました。俳優仲間からも竹中直人さん、片岡愛之助さんなど、多くの追悼コメントが寄せられています。

中山美穂さんと本田美奈子さんのツーショット中山美穂さんと本田美奈子さんのツーショット

妹の中山忍さんは、報道陣の前に姿を現し、「突然のことで、今お話しできることが何もありません」と沈痛な面持ちで語りました。

謎に包まれた「空白の10時間」

中山美穂さんは12月1日からライブツアーを開始したばかりでした。6日夜には大阪公演を控えていた矢先の訃報でした。

前日の夜11時頃までは事務所関係者との連絡が確認されていますが、その後、翌朝9時頃に予定されていたライブへ向かうための集合時間に姿を見せませんでした。この「空白の10時間」の間に何が起きたのか、多くの憶測が飛び交っています。

中山美穂さんのライブの様子中山美穂さんのライブの様子

近隣住民の証言によると、12時過ぎに救急車が駆けつけたとのことですが、中山さんの訃報は衝撃をもって受け止められました。

捜査関係者によると、現時点で事件性は低いとされています。遺書は見つかっていないものの、自宅の浴槽で発見された状況から、さまざまな可能性が考えられています。急激な温度変化によるヒートショックや、何らかの原因で意識を失い、長時間湯に浸かったことによる窒息死なども視野に入れ、捜査が進められています。

デビュー40周年を目前に控えて

中山美穂さんは、来年迎えるデビュー40周年に向け、様々なイベントを計画していました。15日にはライブツアーの打ち上げも予定されていたといいます。

突然の別れに、ファンや関係者だけでなく、日本中が深い悲しみに暮れています。中山美穂さんのご冥福を心よりお祈りいたします。