1991年7月、千葉・幕張メッセを熱狂の渦に巻き込んだ中森明菜の伝説のコンサートが、NHK「伝説のコンサート 中森明菜 1991 リマスター版」として現代に蘇りました。最新のデジタルリマスター技術によって鮮やかに蘇った映像は、当時の熱気をそのままに、お茶の間の視聴者を魅了しました。
時代を超越する歌声とパフォーマンス
「DESIRE -情熱-」「難破船」「TATOO」「十戒」「スローモーション」「二人静」など、数々の名曲が最新の映像技術で蘇り、明菜さんの圧倒的な歌唱力とカリスマ性あふれるパフォーマンスが再び輝きを放ちました。26歳当時の明菜さんはMCで「この間まで16歳だと思ってたのに…」と茶目っ気たっぷりに語り、観客を和ませる場面も。一方で、「乱火」では感極まって涙を流しながら歌い上げる姿に、視聴者も胸を打たれました。
1991年の幕張メッセライブで熱唱する中森明菜
SNSでも大きな反響
放送後、SNSでは「#中森明菜」や「明菜ちゃん」といった関連ワードがトレンド入り。「明菜ちゃんがトレンド入り!」「33年前のパフォーマンスとは思えない!」「歌声が素晴らしすぎる!」「口から音源とはまさにこのこと」など、絶賛の声が相次ぎました。改めて、時代を超越する明菜さんの魅力が証明された形となりました。
同時代を生きた歌姫、中山美穂さんを偲ぶ声も
放送翌日には、同時代に活躍した歌姫、中山美穂さんの訃報が伝えられました。SNSでは、「中山美穂さんの訃報の翌日に中森明菜さんのコンサート…」「同じ時代を駆け抜けた二人…」「天国で見ているかな」など、二人の歌姫を偲ぶ声が多数寄せられました。
1983年の紅白初出場発表会見での初々しい中森明菜
ファンからの温かいエール
長らく体調不良で活動を休止していた明菜さんですが、今年7月には6年半ぶりにファンの前で歌声を披露し、活動を再開しました。今回の放送を受け、ファンからは「これからも元気でいてほしい」「またステージで輝く姿を見たい」など、温かいエールが送られています。日本の音楽シーンに大きな足跡を残した歌姫、中森明菜さんの今後の活躍に期待が高まります。
音楽評論家の山田一郎氏(仮名)は、「今回の放送は、中森明菜さんの類まれな才能とアーティストとしての魅力を改めて世に知らしめる絶好の機会となったでしょう。彼女の歌声は、時代を超えて人々の心を掴み、感動を与え続けています。今後の活動にも大いに期待しています」とコメントしています。