【北京共同】中国軍の最高指導機関、中央軍事委員会は26日までに、軍の威信の立て直しを目的に「害毒の一掃」を明確にした新たな規定を発表した。中国軍では幹部らが汚職など重大な規律違反の疑いで相次ぎ失脚しており、習近平指導部は新規定を通じて軍の統制強化を図る。
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21日付の軍機関紙、解放軍報によると、規定は22条で構成。「政治幹部のイメージと威信を再構築」するため「害毒の影響を全面的に一掃する」ことを明確にした。中央軍事委メンバーら「政治幹部」は共産党の思想や愛国教育を率先し、公正な姿勢で組織の腐敗に対処する存在とされる。