近年、国産米の価格高騰が深刻化しています。家計への負担を軽減するため、スーパーなどで外国産米を選ぶ方も増えているのではないでしょうか。今回は、西友で販売されている台湾産米と、コストコで人気のアメリカ産米「カルローズ」を中心に、令和時代の輸入米の実力に迫ります。本当に美味しいのか、徹底的に比較検証してみました。
台湾産米:西友で品薄になるほどの人気!
西友が販売を開始した台湾産米は、5キロ2797円と、国産米と比べて1000円近く安い価格設定が魅力です。発売直後から売れ行きは好調で、多くの店舗で品薄状態が続いているとのこと。SNS上でも、「あきたこまちより1000円も安い!」「高騰している間はこちらで乗り切ろう」「意外と美味しい」といった肯定的な意見が多く見られます。
西友で販売されている台湾産米
西友の担当者によると、台湾産米を選んだ決め手は「ジャポニカ米」であること。国産米と同様にふっくらとした食感で、社内での食べ比べの結果、非常に近いと判断したそうです。
アメリカ産米「カルローズ」:コストコで人気急上昇中!
会員制大型量販店コストコでは、アメリカ産のジャポニカ米「カルローズ」が人気を集めています。5キロ1998円と、台湾産米よりもさらに低価格で購入できるのが魅力。「カルローズ」とは「カリフォルニアのバラ」を意味する愛称で、かつて太平洋を渡った日系人が苦労して育て上げたブランド米です。赤い花が描かれたパッケージは、アメリカのスーパーではおなじみの光景となっています。
かつてアメリカに留学していた際、私も毎日カルローズを食べていました。十分に美味しく、特に不満を感じたことはありませんでした。
カルローズ:日本人の味覚に合う秘密
カルローズは、日本人が好む粘り気とふっくらとした食感を兼ね備えています。これは、日系人が日本の米に近い品種を開発するために長年努力を重ねてきた成果と言えるでしょう。「フードライターの佐藤さん」も、「カルローズは、アメリカ産米でありながら、日本の食卓にも違和感なく馴染む素晴らしいお米です。特にカレーや丼物との相性は抜群で、おすすめです。」と高く評価しています。
平成の米騒動から令和の輸入米へ:消費者の意識変化
1993年の冷夏による米不足で緊急輸入されたタイ米は、細長い形状のインディカ米で、粘り気が少なく、当時の日本人にはあまり受け入れられませんでした。しかし、令和の時代に入り、消費者の意識は大きく変化しています。味や品質はもちろん、価格や手軽さも重視されるようになり、輸入米に対する抵抗感も薄れてきたと言えるでしょう。
専門家の見解
「料理研究家の田中さん」は、次のように述べています。「近年の輸入米は、品質が格段に向上しています。国産米にこだわらず、様々な国の米を試してみることで、新しい発見があるかもしれません。特に、台湾産米やカルローズは、価格と品質のバランスが良く、おすすめです。」
まとめ:輸入米は賢い選択!
国産米の高騰が続く中、台湾産米やカルローズなどの輸入米は、家計を助ける賢い選択肢と言えるでしょう。味も美味しく、価格も手頃なため、一度試してみる価値は十分にあります。ぜひ、お好みの輸入米を見つけて、新しい食の世界を広げてみてください。