シリアと関係強化の中国「早期の安定を望む」と情勢注視 アサド政権崩壊で報道官談話


中国は、米欧の制裁下にあるアサド政権との関係強化を進めていた。昨年9月には習近平国家主席が、2011年にシリアで内戦が始まって以降初めて訪中したアサド大統領と会談し、両国の「戦略的パートナーシップ関係」を構築すると宣言した。中国の王毅(おう・き)共産党政治局員兼外相は今年5月、シリアの外相と北京で会談し、「中国は引き続きシリアの経済発展をできる限り支援する」と呼び掛けた。

中国は近年、中東地域における影響力の拡大を図っている。アサド政権の崩壊により、シリアと中東情勢がどのように変化するか中国政府は神経をとがらせているとみられる。



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