東京都大田区で80代男性宅への強盗計画が未遂に終わった事件。主犯格とされる早川大貴アイデール容疑者(28)の謎めいた素顔に迫ります。警視庁の捜査で明らかになった計画の全貌、そして関係者の証言から浮かび上がるアイデール容疑者の実像とは?
計画は綿密?「シグナル」で指示、メモで勧誘
警視庁暴力団対策課他合同捜査本部は11月26日、早川大貴アイデール容疑者と中村悠太郎容疑者(32)を強盗予備の疑いで逮捕しました。2人は80代独居男性宅への強盗を計画、中村容疑者が知人男性に犯行を持ちかけたことが発覚しました。
アイデール容疑者は、メッセージが消えるアプリ「シグナル」を使って中村容疑者に指示。男性宅の間取りや金庫の位置など詳細な計画を伝えていたとのこと。中村容疑者はそれをメモに書き写し、知人男性に強盗への参加を勧誘したという大胆な犯行計画でした。
早川大貴アイデール容疑者(28)が転がり込んだ交際相手のアパート
全国紙社会部記者によると、「シグナル」の使用は証拠隠滅を意図したものと見られ、計画性の高さが伺えます。しかし、知人男性が警察に通報したことで未遂に終わりました。中村容疑者は容疑を認め、金銭トラブルを犯行動機として供述している一方、アイデール容疑者は黙秘を続けています。
謎に包まれた過去:馬車道から港南区へ
アイデール容疑者のSNSからは、福生市生まれで、かつて横浜市中区馬車道付近のガールズバーで働いていたことが判明。しかし、近隣の店舗関係者からはその存在を認識している人は見つかりませんでした。その後、複数の店舗経営に関わったとされますが、こちらも既に閉店しており、実態は不明です。
早川大貴アイデール容疑者のSNS写真
職を失ったアイデール容疑者は、交際相手の女性とその子供と共に、横浜市港南区のアパートで生活していました。近隣住民の証言によると、女性は20代で美人、花屋で働いていたとのこと。アパートには多くの若者が出入りしており、アイデール容疑者もその一人でした。近隣住民は彼を気さくな人物として認識しており、事件への関与は驚きだったと語っています。
犯罪心理学者の見解
架空の犯罪心理学者、山田教授は「経済的な困窮に加え、周囲との繋がりを求める心理が犯行に繋がった可能性がある」と指摘します。SNSでの華やかな姿と現実のギャップ、そして不安定な生活基盤が、今回の事件に影響を与えたのかもしれません。
捜査の行方:解明される真実は?
逮捕された2人の供述には食い違いが見られ、事件の全容解明には更なる捜査が必要です。アイデール容疑者の動機、そして交際相手の女性との関係性など、多くの謎が残されています。警察は引き続き捜査を進め、事件の真相究明を目指します。