東京都で2番目に小さな市、国立市で12月7日に市長選が告示され、静かな街に新たな風が吹き始めています。現職3期目を目指す永見理夫氏(75歳、無所属、自民・維新・公明・都民ファースト推薦)に対し、新人のはまさき真也氏(40歳、無所属)が挑む構図となりました。 今回の選挙は、25年前の大学通り高層マンション建設反対運動以来の盛り上がりを見せており、市民の関心も高まっています。
40歳の新人、街づくりのプロが変革を訴える
一橋大学卒業後、国土交通省でまちづくりプロジェクトなどを手がけてきたはまさき氏。40歳という若さが街に新風を吹き込むと期待され、市民団体による討論会も連日開催されています。 地域経済の活性化、景観と住み心地の維持、子育て教育への支援を3本柱に、国立市の新時代を切り開くと訴えるはまさき氏。その主張は、人口減少という課題を抱える街にとって、大きな希望となるのでしょうか。
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現職市長、8年間の実績を胸に安定志向を強調
対する現職の永見市長は、2期8年の実績を強調し、安定した市政運営の継続を訴えています。 確かな実績に基づく安定した市政運営か、それとも若き改革者による新たな挑戦か。市民はどちらの未来を選ぶのでしょうか。
国立市の未来を占う、静かな熱気
面積わずか8.15平方キロメートル、人口7万3655人という小さな街、国立市。穏やかな街の雰囲気とは裏腹に、今回の市長選は静かな熱気に包まれています。
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変革か安定か、市民の選択は?
国立駅南口では、はまさき氏の演説を聞く市民の姿がありました。 街路樹の銀杏の葉が舞い散る中、谷保天満宮主催のクラシックカーパレードが開催されるなど、のどかな風景が広がっています。 しかし、その穏やかさの奥には、街の未来を真剣に考える市民たちの熱い思いが秘められています。 今年の選挙は、都知事選や総選挙など、何かと騒がしい出来事が多かったように思います。 しかし、国立市長選は、そうした喧騒とは一線を画す、静かながらも熱い選挙戦となっています。 はまさき氏と永見氏、どちらの候補者が選ばれるのか、今後の展開に注目が集まります。