NHK大河ドラマ「光る君へ」がついに最終回を迎えました。世帯平均視聴率は11.0%、全48回の平均は10.7%と、2000年以降の大河ドラマではワースト2位という結果に。しかし、配信では記録的な視聴数を叩き出し、大きな反響を呼んでいます。
「光る君へ」とは?―新たな大河ドラマの形
「光る君へ」は、平安時代に「源氏物語」を執筆した紫式部の生涯を描いた作品です。吉高由里子さん演じる紫式部(まひろ)を主人公に、平安貴族の雅な文化、朝廷内の権力闘争、そして藤原道長との切ないラブストーリーが展開されました。
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従来の大河ドラマとは異なり、合戦シーンをほぼ排除した“文学大河”という新たな試みで、女性層を中心に支持を集めました。制作サイドの狙い通り、新たな視聴者層を開拓することに成功したと言えるでしょう。
視聴者の声 ―「ロス」続出!SNSで話題沸騰
最終回放送後、SNS上では「ロス」に陥った視聴者の声が多数見られました。「吉高由里子さんの演技が素晴らしかった」「平安時代の空気感がリアルに伝わってきた」「毎週の楽しみがなくなるのが寂しい」など、ドラマの終了を惜しむ声が溢れています。
ラストシーンに賛否両論 ―4秒間のフリーズと伊藤健太郎の登場
最終回のラストシーンは、まひろがアップになったまま4秒間フリーズするという斬新な演出がされました。これに対し、「テレビが壊れたかと思った」「余韻がない」など、賛否両論の声が上がっています。
また、ラストシーンに伊藤健太郎さんが登場したことも話題に。伊藤さんは過去のひき逃げ事故により、一部視聴者から厳しい目を向けられています。演技自体は好評だったものの、物語の締めくくりに彼の登場が相応しかったのか、疑問視する声も上がっているようです。
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芸能記者の見解 ―伊藤健太郎の起用は吉と出るか凶と出るか
「伊藤さんの演技力は高く評価されていますが、過去の出来事を完全に払拭できたとは言えません。今回の起用は、作品にとって大きな賭けだったと言えるでしょう。今後の彼の活動に注目が集まります。」(芸能記者A氏)
「光る君へ」が残したもの ―大河ドラマの未来
「光る君へ」は、視聴率という数字だけでは測れない大きな反響を呼びました。“文学大河”という新たなジャンルに挑戦し、配信での成功を収めたことは、今後の大河ドラマ制作に大きな影響を与えるでしょう。時代劇の新たな可能性を示した作品として、長く記憶に残ることでしょう。