NON STYLE石田明氏に学ぶ、組織と自己成長の秘訣とは?【M-1審査員2024】

漫才日本一決定戦『M-1グランプリ2024』の審査員にNON STYLE石田明氏が抜擢! M-1 2008王者であり、自称“生粋の漫才オタク”である石田氏の漫才論、そして組織や自己成長に対する考え方を紐解きます。40代を生きる石田氏の言葉は、多くのビジネスパーソンにも共感できるヒントが満載です。

吉本興業という「組織」でNON STYLEが成功した理由

石田氏は所属事務所である吉本興業との関係性を、お酒の製造に例えて語っています。吉本興業を辛口の日本酒しか作らない酒蔵に例えると、多くの芸人は辛口の日本酒を醸造することに注力します。しかし、NON STYLEはあえて旨口の日本酒を追求しました。

altalt

これは、競争の激しい辛口市場で埋もれることなく、独自のポジションを確立するための戦略でした。旨口の日本酒を求める需要はNON STYLEに集中し、結果として大きな成功を収めることができたのです。

流行に流されず、己の道を貫く大切さ

2000年代初頭のお笑い界は、笑い飯や千鳥といった野武士スタイルの芸人が台頭する時代でした。しかし、NON STYLEは独自のポップな路線を貫き通しました。

altalt

当時、吉本興業には陣内智則氏、シャンプーハット、ロザン、キングコング、ランディーズなど、メディアで活躍するポップな芸人が多数所属していました。バッファロー吾郎や野性爆弾のような技術重視の芸人は少数派でした。NON STYLEは、多数派に属しながらも、独自のスタイルを確立することで成功を掴んだのです。

転職すべき?組織への適応と自己成長のバランス

石田氏は、会社との相性が悪い、認められない、時間を無駄にしていると感じた時に転職すべきかという問いに対して、自身の経験に基づいた考えを述べています。会社の方針と自分のやりたいことが異なる場合、会社の方針に沿うことが当然です。しかし、本当に価値のあるものを創造できれば、社内でも独自のポジションを築くことができると主張しています。

専門家の意見

架空の組織論専門家、山田太郎氏は以下のように述べています。「組織に所属する以上、ある程度の適応は必要です。しかし、個性を完全に殺してまで適応する必要はありません。組織の中で自分の強みを活かせるポジションを見つけ、独自の価値を提供することが重要です。」

まとめ:自分らしい成長を追求する

石田氏の言葉から、組織の中で成功するためには、自分らしさを失わず、独自の価値を提供することが重要であることが分かります。流行に流されず、自分の強みを磨き続けることで、組織の中でも輝きを放つことができるのです。M-1審査員としての活躍にも期待が高まる石田氏の今後の活動にも注目していきましょう。