米ニューヨークを訪問中の安倍晋三首相は24日午後(日本時間25日午前)、国連総会で一般討論演説を行った。演説の全文は次の通り。
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議長、議長のもと、国連は創立75周年を祝います。
私はこの際、私の国・日本が、国連の理念を奉じ、その目的に対し力を尽くそうとする点において、揺るぎのない足跡を残してきたことを、ご想起願いたく思います。
創立以来3四半世紀を経た国連には、安全保障理事会の変革を主眼とする構造改革が必須です。早期の実現を目指したく思います。 また日本は、2022年の選挙に立ち、再び多くの国の支持を得て、安保理非常任理事国を務め、国連理念のさらなる実現に力を尽くしたいと念じています。皆さまの、力強いご支援を賜りますように。
さて日本では、新たな天皇陛下がご即位になり、天皇ご自身で内外にそれを宣明なさる儀式が、来月22日に迫りました。
200内外の国、機関から元首や首脳がお越しくださり、新たな御代の始まりをことほいでくださること、喜び、これにすぐるものはありません。日本国民は、これを無上の機会とし、日本が世界に対し負う役割に、改めて思いを致すことでしょう。