ジャニーズ事務所創業者、故ジャニー喜多川氏による性加害問題。被害者への補償をめぐり、新たな展開を迎えています。元ジャニーズJr.の石丸志門氏が、補償業務を行う「SMILE-UP.」に対し、18億円を超える損害賠償を求めている裁判がさいたま地裁で始まりました。 この裁判は、SMILE-UP.が石丸氏への賠償額の上限を1800万円と主張するのに対し、石丸氏がそれを大きく上回る金額を求めているという、大きな溝を浮き彫りにするものとなっています。
18億円請求の背景とは?
石丸氏は、SMILE-UP.が2639億円もの利益剰余金を持っていると主張。この巨額の剰余金を被害者へ均等に分配すべきだと訴えています。 「なぜ均等分配できないのか、合理的な理由があるのか?」と、SMILE-UP.の姿勢を強く問いただしました。
alt
石丸氏が求める具体的な賠償額は、18億4568万32円。これはSMILE-UP.が提示した1800万円の10倍以上に相当します。 石丸氏自身は、「1億8000万円で手を打つと言っている。むしろ安いのではないか?」と発言しており、その金額の妥当性を訴えています。
SMILE-UP.側の主張
一方、SMILE-UP.側は、別室での話し合いで「現金で全額を持っているわけではない」と反論したとのこと。 資産の保有形態が争点の一つとなる可能性も示唆されています。
裁判の行方
初公判はわずか10分ほどで終了。次回期日は後日決定される予定です。 石丸氏は裁判後、「SMILE-UP.は2639億円もの資産を持っているのだから、被害者へきちんと分配されるべきだ」と改めて主張しました。
alt
既に調停も不調に終わっている今回の裁判。今後の展開が注目されます。 被害者への適切な補償、そしてジャニーズ事務所の責任の所在。 これらの問題がどのように解決されるのか、引き続きjp24h.comではこの問題を追っていきます。