懐かしの名作、ドラクエ3。2023年にはHD-2D版がリリースされ、全世界で200万本を超える大ヒットを記録しました。往年のファンにとっては、様々なプラットフォームで展開されてきた歴代リメイク版との比較も楽しいのではないでしょうか。今回は特に、スーファミ版とゲームボーイカラー版で人気を博した「すごろく場」の魅力に改めて迫ります。HD-2D版には残念ながら実装されなかったこのミニゲーム、一体どんな面白さがあったのでしょうか?
すごろく場で一攫千金!? あの頃の興奮を再び
すごろく場の基本ルールをおさらい
ドラクエ3のリメイク版(スーファミ版、ゲームボーイカラー版)には、冒険の合間に楽しめる「すごろく場」が存在しました。世界各地に5箇所設置され、1~4番目のすごろく場はストーリーを進める中で訪れることができます。5つ目のすごろく場は、裏ダンジョンの隠しボス「しんりゅう」を規定ターン数以内に撃破することで開放されるという、やり込み要素満載の仕様でした。
すごろくをプレイするには、タンスや宝箱、またはモンスターのドロップアイテムとして入手できる「すごろく券」が1枚必要です。クリアまでは比較的簡単に入手できるので、気軽に挑戦できました。
スーファミ版ドラクエ3のすごろく場
クリア後も白熱! 難易度と報酬のバランス
クリア後のすごろく場は難易度が格段に上がり、クリアするためには「ゴールドパス」が必須アイテムと言えるほどでした。このゴールドパスは、集めた「ちいさなメダル」100枚と交換できる貴重なアイテム。メダル集め自体がやり込み要素の一つとなっており、すごろくへの挑戦意欲をさらに高めていました。
すごろく場では、難易度に応じてサイコロを振れる回数が設定されています。止まったマスの効果によって回数は増減し、規定回数以内にゴールに到達できなければ強制終了。特にゴール前は、ぴったり賞のマスに止まらないとクリアできないため、運要素が強く、ハラハラドキドキの展開が待ち受けていました。
ゲーム研究家の山田一郎氏(仮名)は、「すごろく場の絶妙な難易度設定が、プレイヤーを熱中させた要因の一つ」と分析しています。「運任せの要素が強い一方で、貴重なアイテムが手に入る可能性があるため、何度も挑戦したくなる中毒性があった」と語っています。
ゴール目前の緊張感! ピッタリ賞を狙え!
ゴール直前でピッタリの目が出ずに、行ったり来たりを繰り返すうちにサイコロの残り回数が尽きてしまう…そんな悔しい経験をしたプレイヤーも多いのではないでしょうか。まさに手に汗握る、すごろく場ならではの醍醐味と言えるでしょう。
終わりに
今回は、スーファミ版ドラクエ3の「すごろく場」の魅力を振り返りました。HD-2D版には実装されなかったものの、当時のプレイヤーにとっては忘れられない思い出の一つとなっているのではないでしょうか。皆さんのすごろく場の思い出も、ぜひコメント欄で教えてください! 他のドラクエ関連記事も、ぜひチェックしてみてください。