このところ、ブルーノ・マーズの名前は、ビルボードの世界チャートから外れることがない。最新のヒット曲に加え、かつての大ヒット曲までが再びランクインし、その驚異的な人気ぶりが浮き彫りになっている。「ビルボード・グローバル200」と「ビルボード・グローバル・エクスクルーディングU.S.」の両チャートには、常に複数の彼の楽曲が登場している。
世界チャート上位を飾る最新コラボ曲
トップ3に君臨:「ダイ・ウィズ・ア・スマイル」と「APT.」
現在、ブルーノ・マーズはビルボードの世界チャートのトップ3に、驚くべきことに2曲を送り込んでいる。ビルボード史に名を刻むレディー・ガガとのコラボレーション楽曲「ダイ・ウィズ・ア・スマイル(Die With a Smile)」は、両ランキングで2位を堅守。また、BLACKPINKのロゼとタッグを組んだ楽曲「APT.」は3位につけており、最新のヒット曲がチャート上位を賑わせている。
第67回グラミー賞授賞式で共演するレディー・ガガとブルーノ・マーズ
時を超え再浮上する名曲たち
10年前のヒット「ロックド・アウト・オブ・ヘヴン」
懐かしの楽曲「ロックド・アウト・オブ・ヘヴン(Locked Out Of Heaven)」が、今、ビルボードの「世界で最も再生された楽曲ランキング」と、米国でのストリーミングと売上を除いた「世界で最も人気の楽曲ランキング」の両方に返り咲いている。10年以上前に大ヒットを記録したこの曲は、今週、「ビルボード・グローバル・エクスクルーディングU.S.」で162位、「ビルボード・グローバル200」では174位にランクインしている。この曲は近年、両チャートに少なくとも2年以上、通算104週ランクインし続けるというロングヒットの記録を達成しているが、いずれのチャートでもトップ40入りは果たしていない。
15年前のソロデビュー曲「ジャスト・ザ・ウェイ・ユー・アー」
さらに、現在世界ランク2位と3位の最新ヒット、そして100位台の「ロックド・アウト・オブ・ヘヴン」の間には、ブルーノ・マーズの15年前の大ヒットソロデビュー曲「ジャスト・ザ・ウェイ・ユー・アー(Just the Way You Are)」もランクインしている。この曲は今、再び世界的に人気が高まっており、今週は両チャートで30位以上も順位を上げ、「ビルボード・グローバル・エクスクルーディングU.S.」で145位、「ビルボード・グローバル200」で156位に急浮上した。こちらも「ロックド・アウト・オブ・ヘヴン」と同様、長期間チャート入りを続けているものの、最近の順位ではトップ40入りは果たしていない。
ブルーノ・マーズの音楽がいかに時代を超えて愛されているかを示す現象だ。新旧問わず、彼の楽曲が同時に世界チャートを賑わせていることは、そのアーティストとしての力量と幅広い魅力を証明している。