米国連邦政府閉鎖の危機が刻一刻と迫る中、つなぎ予算案が頓挫した原因を巡り、波紋が広がっています。バーニー・サンダース上院議員は、イーロン・マスク氏の影響力を批判し、物議を醸しています。一体何が起こっているのでしょうか?
つなぎ予算案頓挫の真相:マスク氏の影?
民主党と共和党による数ヶ月にわたる交渉の末、超党派での合意が目前に迫っていたつなぎ予算案。しかし、土壇場での頓挫劇に、サンダース議員はマスク氏が暗躍したと主張しています。トランプ次期大統領と共に予算案反対を表明したマスク氏は、共和党内の反対派を扇動し、合意を崩壊させたというのです。
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サンダース議員は、「大金持ちが政府を運営することは許されない」と、マスク氏と共和党を痛烈に批判。富裕層による政治への過剰な介入を危惧する声が上がっています。
マスク氏、下院議長に?共和党議員が驚きの提案
つなぎ予算案頓挫の騒動の中、共和党のランド・ポール上院議員は、なんとマスク氏を次期下院議長に推挙するという奇策を提案しました。この提案には、トランプ氏に近いマージョリー・テイラー・グリーン下院議員も賛同を表明。下院議長は議員である必要がないという規定を根拠としていますが、実現性は低いと見られています。
現状ではマスク氏自身はこの提案に反応を示していませんが、政界における彼の影響力の大きさを改めて示す出来事となりました。
マスク氏の政治介入:トランプ氏への支援からDOGE設立まで
マスク氏は、7月のトランプ氏暗殺未遂事件直後にトランプ氏への支持を表明。多額の資金提供による選挙支援を行い、トランプ氏への影響力を強固なものにしました。次期政権では、政府外助言機関「政府効率化省(DOGE)」を率い、行財政改革に取り組む予定となっています。
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米政府閉鎖の危機:今後の行方は?
2025会計年度の予算は未成立のまま、つなぎ予算も頓挫したことで、米政府は21日にも一部閉鎖に陥る可能性が高まっています。今後の政局の行方、そしてマスク氏の動向に、世界中から注目が集まっています。
まとめ:混迷深まる米政治、国民生活への影響は?
つなぎ予算案頓挫を巡る一連の騒動は、米政治の混迷を改めて浮き彫りにしました。マスク氏の影響力が増大する一方で、政府閉鎖の危機が迫る中、国民生活への影響も懸念されます。今後の展開から目が離せません。