M-1グランプリ2024の審査員発表を受け、お笑いコンビ・おぎやはぎの矢作兼さんがTBSラジオ「おぎやはぎのメガネびいき」で持論を展開しました。今年の審査員は全員が漫才師という異例の事態。果たして、この人選は妥当なのでしょうか?この記事では、矢作さんの視点を通してM-1審査員選考のあり方を探ります。
今年のM-1審査員はガチすぎる?
12月15日に発表されたM-1グランプリ2024の審査員は、石田明(NON STYLE)、海原ともこ、柴田英嗣(アンタッチャブル)、哲夫(笑い飯)、博多大吉、塙宣之(ナイツ)、山内健司(かまいたち)、礼二(中川家)、若林正恭(オードリー)の9名(50音順)。全員が現役バリバリの漫才師という、まさに「ガチ」な構成です。
M-1グランプリ2024審査員
この人選に対し、矢作さんは「審査員がガチすぎる」と疑問を呈しています。確かに、これだけの猛者たちに審査されるプレッシャーは計り知れません。出場者にとっては、まさに「ぐうの音も出ない」状況と言えるでしょう。
なぜ山田邦子氏は落選?
昨年の審査員を務めた山田邦子氏が、今年は選外となったことにも矢作さんは言及。「邦ちゃん、絶対いた方がいいだろ」と、落選を惜しむ声をあげています。小木博明さんも「一番いなきゃいけない人かもね」と同意見。
お笑い評論家の田中一郎氏(仮名)も、「山田邦子氏は、出場者への的確なアドバイスと温かい励ましで、M-1グランプリに新たな風を吹き込んでいた。彼女の不在は大きな損失と言えるだろう」と指摘しています。
第一回M-1の審査員を振り返る
矢作さんは、自身が決勝に進出した2001年の第1回M-1グランプリの審査員にも触れ、「青島幸男さんとか、鴻上尚史さんとか。そういう人がいた方がよくない?」と提案。多様な視点を持つ審査員の存在の重要性を訴えています。
おぎやはぎ矢作兼
確かに、漫才師以外の視点を取り入れることで、大会全体のバランスが良くなる可能性もあります。出場者にとっても、「言い訳できる」審査員がいることで、精神的な負担が軽減されるかもしれません。
多様な視点がM-1を面白くする
矢作さんの意見は、M-1グランプリの審査員選考における重要な視点を提供しています。漫才師だけでなく、様々な分野の専門家や著名人が審査に加わることで、大会はより多角的で、そして面白くなるのではないでしょうか。今後のM-1グランプリの審査員選考に注目が集まります。